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トヨタ自動車(株)【7203】の掲示板 2023/07/24〜2023/07/27

FORZA STYLEより

これまで、全固体電池の製造には、電池の耐久性と製造の難しさ(製造過程で、固体の電解質を電極で均一に挟み込む工程があり、安定的に生産することが困難)という、2つの大きなハードルがありました。

ただ、今回のトヨタの発表によると、前者の耐久性については課題解消の目途が立ち、いまは量産のための製造課題に取り組んでいるとのこと。「2027年から2028年の実用化を”目指す”」と、ぼかしながらも、具体的な時期を示して実用化を明らかにしていることから、その製造課題についてもある程度見込みが立ってきたのでしょう。

■カーボンニュートラル実現には、地域の特徴に合わせた幅広い選択肢が必要
またトヨタは、それぞれの国の特徴に応じたパワートレインを提供できるよう、水素やe-fuel、バイオ燃料をエネルギーとするパワーソースの開発も、同時進行しています。水素が安価な地域では燃料電池車や水素エンジン車を提供し、水素が高価な地域では、e-fuelやバイオ燃料のクルマを提供することを目指しているそうです。また大型車のパワートレインは燃料電池を、小型車のパワートレインには水素エンジン、といった使い分けも提案しています。

■世界には未舗装の道がまだまだ多く、BEV投入には程遠い地域が残る
一時期は、欧州を中心に、「クルマは全てBEVにするべきだ」とされていましたが、今はその論調は落ち着き、エネルギーソースをカーボンニュートラルなものとした内燃機関車も必要ではないか、という内容へと変化してきました。販売地域の特徴に合わせ、幅広い選択肢を提供し、世界中のユーザーのニーズに応えながら、カーボンニュートラルな社会の実現に向けて進む、というのが、いま考えられる最善策だと考えます。