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日産自動車(株)【7201】の掲示板 2023/07/15〜2023/07/19

井原氏を擁護する様な投稿があるので驚く訳ですが、彼女に、役員報酬の妥当性を判断する知見が無い事は明らかでしょう。

総会に出た人の殆どが感じた事だと思いますが、彼女は、鸚鵡の様に、紙を読んでいるだけなんですよ(苦笑)。自分の頭で、内田氏他の役員の報酬の妥当性について考える能力など無いでしょう。人事コンサルティング会社が出して来た報告書を読む係に過ぎません。

有報を総会前に出す企業も増えている中、今年も、日産は有報を総会後に開示しました。こういう姑息な所は社風でしょう。

内田 誠 6億73百万円
アシュワニ グプタ 7億26百万円
スティーブン マー 5億76百万円
坂本 秀行 2億5百万円
中畔 邦雄 1億77百万円
星野 朝子 1億77百万円

となっており、これは、日産よりも遥かに業績も良く、株価の評価も高い本田の経営陣よりも遥かに高額です。本田の経営陣の報酬は下記の通り。

倉石 誠司 1億38百万円
三部 敏宏 3億48百万円
竹内 弘平 1億64百万円
青山 真二 1億15百万円

本田の時価総額は日産の3倍以上、株主還元にも積極的で、配当性向30%に加え、自社株買いも積極的に行っています。

日産は、前期の配当性向が17.6%、今期予想の配当性向も18.7%で、30%を目指すと言いながら、実現時期は不明という「やるやる詐欺」状態です。

そういう状況下で、自分達の役員報酬だけは業界トップ水準、それをおかしいと理解出来ない人間が「報酬委員長」をやっている訳ですね。

業績目標や役員報酬の支給基準となる指標を低く設定すれば、それを「達成」したという事で報酬の正当化が出来る訳です。株主としては、そういう欺瞞を見破れる能力のある人物に、役員報酬をチェックする役割を果たして欲しいと考えるのは当然でしょう。

前期、前々期に関しては、半導体をいかに迅速に調達して生産台数を確保するかという事が自動車メーカー各社にとっての優先事項でしたが、その点でも、日産の経営陣は落第点でした。井原氏に、そういう観点で経営陣の業績を評価する能力がある様には到底思えません。実際に、お手盛りで、あの報酬を認めている訳ですから…