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投稿コメント一覧 (730コメント)

  • 日本経済新聞 朝刊 ビジネス (5ページ) に掲載されたいました。
    2021/12/6 2:00 アルツハイマー病の兆候を微量の血液で発見する技術が実用段階に入っている。血液検査装置大手のシスメックスは病院内で簡便に調べられる試薬を2023年春にも実用化する。アルツハイマー病は発症初期の治療が重要で薬の開発も進むが、初期段階の患者を見つける検査体制は未整備だ。低コストの検査が確立すれば診断や治療の流れが変わり、患者の生活の質向上や医療費抑制につながる。 現在のアルツハイマー病の診断方法は問診やテスト、磁気共鳴画像装置(MRI)による脳の撮影が一般的で、症状がある程度進行しないと診断できない場合が多い。一方、患者の脳内には原因物質とされるたんぱく質「アミロイドベータ」が早くから蓄積している。蓄積量を調べて発症の疑いを探る技術開発が進む。 シスメックスがエーザイと共同開発した試薬は一般的な病院で使われている血液分析装置と組み合わせて使い、「アミロイドベータ」の蓄積量を20分以内で測定する。シスメックスは12月中に厚生労働省に製造販売承認を申請する。認められれば23年4~6月メドの発売を目指す。 血液検査で発症の疑いのある人を割り出し精密検査につなげる、といった活用法を想定する。検査の価格は承認後に当局が公定価格を決めるが、1回数千円程度かかる一般的な血液検査に近い価格になる可能性がある。 近年、原因物質を取り除くことで病気の進行を遅らせる薬の開発が進む。米バイオジェンとエーザイが21年6月、米国で条件付き承認を取得した「アデュヘルム」もこのタイプで、発症前の「軽度認知障害」の段階や初期患者が投与対象だ。投与には原因物質の蓄積量を調べる必要がある。 これまでは高額な陽電子放射断層撮影装置(PET)で脳内を撮影する、注射で脳脊髄液を抜き出す、といった方法が中心で普及に壁があった。血液検査はより簡便なため、病気の兆候を調べる新手法として医療業界で注目が高まっている。 アルツハイマー病研究が専門の東京大学の岩坪威教授は「血液で検査が可能になれば、脳脊髄液を採取する現行方法に比べて医療現場の負担は大きく減る」と指摘する。

    23年春の実用化が待ち遠しいです。

  • 臨床検査受託大手のH.U.グループホールディングスは2022年3月までに、アルツハイマー病の兆候を微量の血液で調べる検査試薬を発売する。国内の病院で広く使われている同社の血液検査装置を使い、30分以内に判定できる。同社は脳脊髄液からアルツハイマー病の兆候を捉える試薬を販売しているが、血液を使えば検査の負担が減る。

    8日にオンラインで開催した事業説明会で発表した。脳内に蓄積され、アルツハイマー病の原因になるとされるたんぱく質「アミロイドベータ」や「リン酸化タウ」の血液中の量を調べる試薬を発売する。まずは研究用として子会社の富士レビオ(東京・新宿)が日本や米国、欧州で販売する。診断用としての承認申請も視野に入れる。

    23年3月までに新たに3~5種類の異常たんぱく質を調べる研究用試薬を追加で発売する考え。24年3月までには従来よりも高感度の検査ができる試薬や装置の発売も目指すとした。たんぱく質の測定原理を変えることで、従来手法に比べて「数十倍の感度が得られる見込み」(H.U.グループホールディングスの石川剛生執行役)という。

    2021年12月08日、日経新聞より。朗報です。

  • >>No. 474

    年内とは予定通りですねぇ👌厚生労働省は14日、日本の製薬大手エーザイなどが開発したアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」について、12月22日に専門部会を開き、承認の可否を判断すると発表したようです。

  • 薬事・食品衛生審議会 医薬品第一部会【令和3年12月22日(水)16:00 ~ 18:00】で、「最適使用推進ガイドライン」についても議題になっているようです。医薬品アデュヘルム点滴静注170mg及び同点滴静注300mgの製造販売承認の可は予想できそうですね。

  • 「最適使用推進ガイドライン(医薬品)」は、新規作用機序を有する革新的な医薬品については、最新の科学的見地に基づく最適な使用を推進する観点から、承認に係る審査と並行して最適使用推進ガイドラインを作成し、当該医薬品の使用に係る患者及び医療機関等の要件、考え方及び留意事項を示すことになっているようです。

  • 「日本でも承認されれば業績に追い風」との期待から、朝から買いが入っているもようでしょう。

  • 2021年11月5日、厚労省がこれまでの中医協での意見として、▽アメリカで承認された認知症薬が仮に日本で承認されれば、市場規模がこれまでの品目を大幅に超えることが見込まれることから、従来通りの対応では難しく、複合的な対応を考える必要がある、▽透明性を確保した上で原価計算方式、市場拡大再算定、費用対効果評価の組み合わせで対応するのが基本線となろうかと考えているが、承認を待たずに事前に検討を進めておべき、▽治療を待ち望んでいる患者にできるだけ早く届けるという観点は必要だが、価格と使用量の関係については適切なバランスを取る必要があると説明しているようです。

    承認後のシナリオで、価格×使用量をどの程度に抑えるかは、国民の声(不満)に弱い岸田総理なのでエーザイに有利かなぁ!

  • 現在の株価水準では欧州承認、米国不正追求、米国保険の悪材料は既に織り込まれているのではないでしょうか。

  • 一般的、市販後に行う市販後臨床試験(第IV相)は、承認された適応、用法・用量の範囲内で行うため、治療的使用に分類され、有効性と安全性にかかわるさらなる情報の収集を目的しています。都度開示されると医師、患者は安心するでしょう。

    FDA が迅速承認の一環として提示した期間の約半分(4年)です。複雑な国際臨床試験(日本、欧州も含まれるかなぁ)の実施には時間がかかり、バイオジェンとエーザイの取り組みを評価する医師、患者が多くなると(使用量が多くなる)と業績に貢献するでしょう。

  • この4年間に、別の新薬が承認されるのは想定できますね。そのつなぎ。
    参考にですが、承認を取得するための臨床試験を治験というのに対し、承認取得後の市販後臨床試験は治験とは言わないようです。

  • ADUHELMは、次のような重篤な副作用を引き起こす可能性があるらしい。頭痛、錯乱、めまい、視力の変化、吐き気などの症状。

    ADUHELMの最も一般的な副作用には、脳内または脳の表面の微小出血の有無によらず脳の浮腫(ARIA)、頭痛と転倒があるらしい。

    医師、患者とそのご家族はたいへん心配でしょう。

  • 12月17日、バイオジェンが再審議の請求をすると発表したようだ。

    EMAによると、申請者は勧告を受けてから15日以内に再審議を請求でき、請求後60日以内に根拠を示す詳細な資料を提出。その後、EMAは60日以内に見解を再検討する日程。

    バイオジェンには根拠を示す詳細な資料があり、再審議の請求をすると信じたい!

  • バイオジェンが再審議を請求、EU当局と協議、新薬が承認されるとサプライズかなぁ! 今後も想定外が続くでしょうか。

  • EMAは「脳の中のアミロイドβは減らすものの、症状の改善との関係は立証されていない」などと説明。

    このまま放置すれば、今後の新薬開発のブレーキになるでしょう。

  • 第14回アルツハイマー病臨床試験会議(2021年11月9日~12日。マサチューセッツ州ボストン・バーチャルで開催)で、アルツハイマー病の2つ病理であるアミロイドβプラークとタウ蓄積を減少させることによる、臨床症状の悪化に対するADUHELMの効果に関するさらなるエビデンスを提供(2021年11月12日のエーザイ ニュースリリース)

    この最新エビデンス等を、CHMPに提出( 再審議の詳細な請求根拠)するのでしょうか。CHMPの再検討結果が楽しみです。

  • 日本認知症学会の東大・岩坪威教授によると、アデュヘルムの重要な副作用は脳の局所的な浮腫(アリア)です。
    アミロイドベータは血管にもたまります。薬でこれが取り除かれると、血管の壁が弱くなって血液中の液体成分が染み出る。これが局所浮腫の原因と推定されています。
    頭痛や意識障害が出る人もいます。症状が重い人は薬を止めたり、治療を行う。軽い人ではそのまま薬を投与しますが、いずれ改善していく。どうも治療の初期に多いようです。その時期を越えると出る率は低くなる。やっかいな副作用ですが、コントロールできるだろう(2021年7月12日8時2分、日刊スポーツ ニュースの教科書より)

    アデュヘルムの重要な副作用について、医師、患者とそのご家族が安心できる情報でしょう。

  • 日本認知症学会の東大・岩坪威教授は、「FDA承認の条件として追加の試験を義務付け」は次のように説明しています。
    同じデザインの治験を2つ行って、両方ともに同じ効果が出たら認めるというのが基本となる約束です。今回は途中で効かない可能性が高いとの判断が出て中止されました。また、途中から投与量を上げても安全だと分かって増量した。結果は1勝1敗ですが、企業側の解析ではトータルの投与量が一定量を超えた人ではどちらも効果がみられていたといいます。
    しかし後づけの解釈はだめ、2つとも成功しないで承認するのはルール違反とする厳しい意見もあります。FDAは、臨床的な効果のデータは完全ではないけど、アミロイドベータが低下し、効いていると推定されるとして「迅速承認」とし、しかしもう1本試験を追加するように、と指示しました。
    (2021年7月12日8時2分、日刊スポーツ ニュースの教科書より)

    素人向けにわかりやすいでしょう。

  • 日本認知症学会の東大の岩坪威教授は「欧州当局の評価委員会では(薬剤費に対する治療効果といった)医療経済的な考慮も加味し否定的な見解を出したのではないか」と話す。同じ仕組みの薬は、米イーライ・リリーやスイス・ロシュも米国などでの実用化を目指している。(日本経済新聞 2021年12月19日 総合5より抜粋)

    今日の株価に織り込まれ、今後、欧州当局の再審査はバイオジェンが医療費増大にどの程度貢献できるか、水面下で話し合いがあるかなぁ??

  • ■ニュースリリース
    (2021年12月20日エーザイ株式会社より)

    早期アルツハイマー病当事者様の治療アクセス改善に向け米国におけるADUHELM®の価格引き下げを発表

     エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、本日、バイオジェン・イン(Nasdaq: BIIB、本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、CEO:ミシェル・ヴォナッソス、以下 バイオ
    ジェン)が、米国におけるアルツハイマー病(AD)治療剤 ADUHELM(R)(一般名:アデュカヌマブ)注射
    100mg/mL 溶液の卸業者購入価格(WAC)を2022 年1 月1 日から、約50%引き下げる決定をしたと発表
    しましたので、お知らせします。これにより、米国における平均体重(74 kg)の当事者様の場合、維持
    投与量(10 mg/kg)による年間コストは28,200 ドルとなります。

     ADUHELM発売以来数カ月間、バイオジェンは、ステークホルダーの皆様からのご意見を聞いてまいりました。多くの当事者様が、経済的な理由からADUHELM という新たな治療選択肢を提供されておらず、AD の根源的な病理に作用する最初の治療法の恩恵を受けるタイミングを逃し、病状が進行してしまうという状況に置かれています。バイオジェンは、米国の医療システムの持続可能性も踏まえて、この課題に対処しなければならないと考え、今回の価格改定を実施することが必要であると判断しました。

     今回の対応は、ADUHELM に関連するAD 当事者様の自己負担費用を削減し、米国の医療システムへの潜在的な経済的影響を軽減することを目的としています。ADUHELM の価格引き下げは、このファーストインクラスの治療法についての疑問や潜在的な治療対象者の同定、および医療経済学的前提の変更を考慮したものです。バイオジェンは、保険適用がされ、診断が可能な専門医療施設へのアクセスの確保がされれば、2022 年には米国において、約5 万人がADUHELM による治療を開始すると想定しています。

     現在、Centers for Medicare and Medicaid Services(CMS)がADUHELM を含むアミロイドβ除去作用を主体とする新しいクラスのAD 治療薬に対する保険適用の可能性について検討しており、米国のADコミュニティにとって重要な時期を迎えています。今回の措置がこれらの革新的な薬剤に対する当事者様のアクセス向上に繋がることを期待しています。

     本価格対応は、ADUHELM について、一層の情報提供を継続していくとのコミットメントを示しています。
    バイオジェンは、「アルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)」で新規p-tau181 バイオマーカーのデータを発表し、またADUHELM の臨床第Ⅳ相市販後検証試験についてはタイムラインを加速し4 年間で完了することとしています。米国食品医薬品局によADUHELM の迅速承認は、AD に対する投資を拡大し、研究や
    イノベーションを加速することに貢献していると考えています。
    なお、本件による当社2022 年3 月期の業績予想への影響は軽微であり、2021 年11月1 日に発表した業績予想に変更はありません。

  • アナウンス効果(経済活動などに関して,マスメディアの報道が人々の心理に影響を与え行動を変化させること)で株価が上昇しているかなぁ!   

    今日の発表まででしょう!

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