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外為14時 円相場が下値模索 34年ぶり156円台 日銀が緩和維持で

26日午後の東京外国為替市場で、円相場が約34年ぶりとなる1ドル=156円台で下値を模索している。14時時点では156円15〜16銭と前日17時時点と比べて53銭の円安・ドル高だった。一時156円21銭近辺と1990年5月以来の安値をつけた。日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で緩和姿勢を維持したとの見方から円売り・ドル買いが加速している。

日銀は決定会合で政策金利を維持したほか、一部報道をきっかけに思惑がくすぶっていた国債買い入れの縮小も見送った。あわせて公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、3月と同様に「当面、緩和的な金融環境が継続する」と説明したのもあって円売り・ドル買いが増えた。

展望リポートでは24年度や25年度の物価見通しを上方修正する一方、新たに公表した26年度の見通しは生鮮食品を除く消費者物価指数(CPI)で1.9%上昇とした。「日銀の物価安定目標である2%を超えてくるとみていたため想定より低かった」(国内銀行ストラテジスト)といい、追加利上げが差し迫っている状況ではないと受け止められたのも円相場を下押しした。

円相場が156円台まで下落したのを受けて、鈴木俊一財務相は記者団に対し「しっかり対応していく」などと語った。だが、これまでの発言と大きく違わず、円相場の反応は限られた。

円は対米ドル以外でも売られている。14時すぎには対ユーロで一時1ユーロ=167円48銭近辺と08年8月以来の安値をつけた。対オーストラリア(豪)ドルでは一時1豪ドル=102円台まで下げ、14年11月以来の円安・豪ドル高水準をつけた。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕