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秩父鉄道(株)【9012】の掲示板 2015/04/29〜

SLの整備・修理には多大な手間・コストがかかるはずで、鉄道事業を
取り巻く経営環境が厳しい中、SL列車を運行している秩父鉄道には
頭が下がります。
可能な限り運行を続けて、SL列車が走る情緒あふれる光景を維持して
頂きたい(勝手な希望で恐縮です)と思っていますが、残念ながら、現役の
SLはいつか姿を消すかもしれないという気がしています。
-以下、長文で恐縮ですが、その根拠です-
JR西日本の山口線でもSL列車が運行されています(現在、修理・整備の
ため、運休中のようですが)。そこで客車をけん引してきた、『貴婦人』
という愛称をもつC57形SLは記念すべき1号機だそうです。
その貴婦人1号機がちょうど40年前の1984年に、再生or引退をかけて、
大規模な解体修理を受けています。その特集番組(1985年NHKで初放送)
を鑑賞しました。
>>昔、全国を5000両ものSLが駆け巡っていたというSL全盛期に、
 検査および修繕のためドック入りしたSLは、わずか1日で解体され、
 1週間後には復元されていたそうです。当時の大規模施設やマンパワー
 には驚がくしますし、エネルギッシュな時代の息吹を感じさせられます。
>>しかし、鉄道車両がすっかり変わってしまっていた1984年にSLを
 解体修理するのは並大抵のことではなかったようです。SLを知るOB
 技術者・OB運転士が動員されたり、全国各地の工場やSLが保存展示
 されている施設・公園に問い合わせて使用可能な部品を調達したり、
 必要な大型特殊機械を探し出して10年余りぶりに稼働させたり、また、
 古い資料を元に交換部品を製作したり・・・と多大な手間・コストを
 かけてSLを再生させています。