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ローツェ(株)【6323】の掲示板 2024/04/19〜2024/05/01

今まで為替、受注と述べてきましたが、今回は顧客です。

ローツエのメイン顧客は米AMATと台湾TSMCだと思います。
インテルやサムスン電子は取引がないと推測しています。サムスンはFPD関連でサムスンディスプレーとは取引があります。

2024年2月期で検証してみます。

・米国向け売上は276億円、うちAMAT218億円で実は米国向けは79%がAMAT向けです。インテル向けはないと思われます。
・台湾向け売上は140億円でうちTSMCが68億円です。台湾ではTSMC以外のファウンドリーにも納入していると思われます。
・韓国向けは73億円ですが、サムスンディスプレーが37億円であり、サムスン電子の半導体用搬送機はないと思われます。あればもっと金額が大きくなるはずであり、
過去サムスン電子が大口先として名前が挙がったことはありません。そのかわりSKハイニックス等があるかもしれません。
・中国向けは263億円で米国に匹敵するシェアーです。

このように見ると、主要顧客はAMAT,中国顧客、TSMCとなります。
これらの数年の売上高は下記のとおりです。
AMAT(単位億円)
2019年:51
2020年:54
2021年:85
2022年:166
2023年:169
2024年:218

中国向け
2019年:27
2020年:65
2021年:92
2022年:178
2023年:279
2024年:263

TSMC向け
2019年:12
2020年:55
2021年:56
2022年:67
2023年:99
2024年:68

これをみると、TSMC向けはそれほど大きな伸びを見せておらず、AMATと中国が売上を牽引しているのがわかります。

AMATは半導体製造装置メーカーですので、ローツェ製品の最終ユーザーではなく、AMATの販売する製品のラインの中にローツェのEFEM等が組み込まれ、
最終ユーザーへ販売されていると思われます。そのなかにはインテルやサムスン電子が含まれている可能性は十分にあり、ローツェが直接取引がなくても、
AMAT経由製品が納入されています。ローツェ以外の半導体製造装置メーカーでAMATとこのような取引関係がある企業は見たことがなく、これがローツェの最大の強みになっています。

一方、中国向けは最先端が輸出規制を受けています。ASMLや東京エレクトロン、スクリーン等の製品は影響を受けていると思われますが、幸いローツェの製品は最先端ではなく、輸出規制の対象外と思われ、中国のレガシー半導体生産向けに順調に業績を伸ばしています。

  • 761

    axm***** 強く買いたい 4月25日 13:45

    >>751

    > 今まで為替、受注と述べてきましたが、今回は顧客です。
    >
    > ローツエのメイン顧客は米AMATと台湾TSMCだと思います。
    > インテルやサムスン電子は取引がないと推測しています。サムスンはFPD関連でサムスンディスプレーとは取引があります。
    >
    > 2024年2月期で検証してみます。
    >
    > ・米国向け売上は276億円、うちAMAT218億円で実は米国向けは79%がAMAT向けです。インテル向けはないと思われます。
    > ・台湾向け売上は140億円でうちTSMCが68億円です。台湾ではTSMC以外のファウンドリーにも納入していると思われます。
    > ・韓国向けは73億円ですが、サムスンディスプレーが37億円であり、サムスン電子の半導体用搬送機はないと思われます。あればもっと金額が大きくなるはずであり、
    > 過去サムスン電子が大口先として名前が挙がったことはありません。そのかわりSKハイニックス等があるかもしれません。
    > ・中国向けは263億円で米国に匹敵するシェアーです。
    >
    > このように見ると、主要顧客はAMAT,中国顧客、TSMCとなります。
    > これらの数年の売上高は下記のとおりです。
    > AMAT(単位億円)
    > 2019年:51
    > 2020年:54
    > 2021年:85
    > 2022年:166
    > 2023年:169
    > 2024年:218
    >
    > 中国向け
    > 2019年:27
    > 2020年:65
    > 2021年:92
    > 2022年:178
    > 2023年:279
    > 2024年:263
    >
    > TSMC向け
    > 2019年:12
    > 2020年:55
    > 2021年:56
    > 2022年:67
    > 2023年:99
    > 2024年:68
    >
    > これをみると、TSMC向けはそれほど大きな伸びを見せておらず、AMATと中国が売上を牽引しているのがわかります。
    >
    > AMATは半導体製造装置メーカーですので、ローツェ製品の最終ユーザーではなく、AMATの販売する製品のラインの中にローツェのEFEM等が組み込まれ、
    > 最終ユーザーへ販売されていると思われます。そのなかにはインテルやサムスン電子が含まれている可能性は十分にあり、ローツェが直接取引がなくても、
    > AMAT経由製品が納入されています。ローツェ以外の半導体製造装置メーカーでAMATとこのような取引関係がある企業は見たことがなく、これがローツェの最大の強みになっています。
    >
    > 一方、中国向けは最先端が輸出規制を受けています。ASMLや東京エレクトロン、スクリーン等の製品は影響を受けていると思われますが、幸いローツェの製品は最先端ではなく、輸出規制の対象外と思われ、中国のレガシー半導体生産向けに順調に業績を伸ばしています。