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(株)レナサイエンス【4889】の掲示板 2023/12/01〜2024/01/11

>>587

つづきです。
④基礎研究から医師主導治験まで一気通貫での開発

当社は、基礎研究からはじまり治療のコンセプトやアイデアを着想し、医薬品、医療機器などの「モノづくり」を行っています。適切な動物や細胞を用いた必要な非臨床試験を終了し、必要なヒトにおける臨床試験(治験)で実証し、出来れば販売の許可を受けるための承認申請に近いところまで自社で対応したいと考えています。例えば、2022年12月に承認を得た医療機器である極細内視鏡は、製品開発から非臨床試験の実施、臨床試験(研究を実施している医師が自ら行う医師主導治験)の終了まで複数の大学と共同で開発を進め、国外医療機器企業に導出後に承認申請を行いました。また、血液がんの一種である慢性骨髄性白血病の治療薬は現在、承認申請に必要な最後の臨床試験である第Ⅲ相試験を実施中ですが、今後も希少疾患などの領域では第Ⅲ相試験まで自社で実施したいと考えています。その理由は、希少疾患などの治療薬は開発コストが大きい場合、大手製薬企業では注力されにくい場合があるからです。自社で承認に近いところまで開発することで、確実に重要なシーズを社会実装することが可能です。また、開発ステージが後期の段階で導出した方が、当社の受け取る対価も大きくなるので、株主の皆様にも還元出来ると考えるからです。

  • >>588

    続き2
    現在、優先順位が高いパイプラインは何ですか。
    臨床開発段階の進んだパイプライン開発の優先順位が高いです。

    医薬品ではプラスミノーゲンアクチベーターインヒビター1(plasminogen activator inhibitor-1, PAI-1)阻害薬のがん領域及び呼吸器領域での開発に注力しています。がん領域では、慢性骨髄性白血病が第Ⅲ相試験実施中、悪性黒色腫は第Ⅱ相試験を終了、非小細胞肺がん、皮膚血管肉腫が第Ⅱ相試験を開始しました。呼吸器領域では、新型コロナウイルス肺傷害が第Ⅱ相試験終了、全身性強皮症に伴う間質性肺疾患の第Ⅱ相試験を開始しました。

    医療機器(極細内視鏡)の研究開発はほぼ終了しており、メイン部分のファイバースコープに関しては2022年12月に承認が降り、付属部分のガイドカテーテルの開発はほぼ完了したので、今後承認準備を進める予定です。

    人工知能(AI)を活用したプログラム医療機器に関しては、糖尿病治療支援AIや維持血液透析医療支援AIなどのプログラム医療機器の開発が先行しており、今後承認申請のための臨床性能試験を実施する予定です。