さわかみファンド【71311998】の掲示板
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>>214
澤上会長の誤解を招きやすい表現というのは各所で見られます。
例えば、会長のブログにはこんな記述があります。
<引用始>
かれこれ18年と3か月に及ぶ実績で、さわかみファンドが示してきたように、本格的な長期投資というものは実にすばらしい。
なによりも、設定来で年率5.5%の成績は抜群である。 預貯金の0.01%などとは比較にならないし、他のほとんどの利殖商品をも凌駕している。
2017年11月30日『本格的な長期投資に乗っかっておこう』より
<引用終>
「抜群」、「他のほとんどを凌駕」とは言いますが、この当時、割高なインデックスファンド(日経平均連動型)での長期積立投資の結果と同程度の運用実績しか残せていません。
また、こんな記述もあります。
<引用始>
そう考えてくると、さわかみファンドは20年近い積立て投資で、年5.3%にまわっているという事実には、説得力がある。
預貯金が年0.1%にもまわらないのとは、もう比べものにならないほど、立派な財産づくり数字である。
株式保有で得られる平均的な配当利回りの年2.6%に対しても、2倍の差をつけている。
2019年8月19日『20周年』より
<引用終>
「2倍の差」を付けたと言いますが、これは
「さわかみの分配金利回りはゼロであるから投資価値はない。預貯金にも劣る」
というようなもので「基準価額の変動」を無視した意味のない評価です。
意味がありそうで意味のない数字を比較して、さわかみの長期積立投資の結果は凄いと評価されています。
ファンドを実態以上に良いものだとミスリードするような「表現」が多用されているように感じます。
jjj***** 2021年3月23日 16:29
さわかみ投信による「長期積立」実績の説明内容には相変わらず『癖』があるようです。
<引用始>
さわかみファンドで積み立て投資を実践してきたとすると、過去21年半の間で平均年6%ちょっとのリターンを得ている。
これは12年で2倍。複利効果を考慮すると、24年で4倍、36年で8倍というペースでFI達成に向けた歩みを進めてもらっている。
この21年半の間には日本のバブル最終処理やリーマン・ショックという2度の暴落相場も経験している。
そういった難局をも乗り越えたうえでの年6%ちょっとという実績なのだ。
2021年3月21日『日経電子版|「ゴキゲン長期投資」のススメ さわかみ投信会長』
<引用終>
2度の暴落相場を経て「年平均6%」のリターンを得たと言いますが、
単純に20年以上前から存在する信託報酬が割高なインデックスファンド(日経平均連動型)を使っていても、同等以上のリターンは得る事が出来ています。
<積立シミュレーション結果>
・1999年11月~2021年03月の毎月10日に1万円を積立(計257回)
※ 1999年11月にさわかみ投信は定期定額購入サービスを開始
※ 評価額は2021年3月19日(金)時点
※ ひろぎん証券の「バックテスト」機能を使用
さわかみファンド
・積立金 257万円 → 評価額 566万6911円(+120.50%)
インデックスファンド225(三菱UFJ) ≒ 配当込み日経平均 ー 信託報酬等
・積立金 257万円 → 評価額 661万1145円(+157.24%)
超過リターン
・▲94万4234円(▲36.74%)
また、さわかみで21年間積立投資(年平均6%)をしていても、積立金が「12年で2倍」になるようなペースではありません。
ちなみに、実際の過去12年間の積立実績は「元本割れ」というものです。
さわかみファンド
積立金 144万円 → 評価額 125万5114円(▲12.84%)
・1999年11月~2011年11月の毎月10日に1万円を積立(計144回)
・評価額は2011年11月09日(水)時点
さわかみファンドの軌跡は、澤上会長が仰る「これは12年で2倍。複利効果を考慮すると、24年で4倍、36年で8倍というペース」から受ける印象とは随分と異なると思います。