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エヌビディア【NVDA】の掲示板 2017/03/22〜2017/06/26

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puratina 強く買いたい 2017年6月6日 20:30

1年間でディープラーニングの学習性能を12倍に

そして2017年5月10日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンノゼで開催されたGPU Technology Conference 2017(GTC 2017)にて、NVIDIAのCEOジェン・スン・フアン(Jen Hsen Huang)は 、Voltaアーキテクチャを採用した初のディープラーニング用GPU「Tesla V100」を発表した。V100はディープラーニング用に4×4のマトリックス演算を行う「New Tensor Core」640基を内蔵し、ディープラーニングの性能は最大120TFLOPSに達する。これは現行モデルP100の12倍の学習性能である。

DGX-1の後継モデルDGX-1 with Tesla V100には、Tesla P100に代わりTesla V100が8基搭載される予定だ。DGX-1 With Tesla V100は960 Tensor TFLOPSの演算性能を持ち、フアン氏によればディープラーニングにおいてサーバー400台分の処理能力を持つという。これによってTitan Xで8日間かかっていた処理が僅か8時間でできるようになる。前年のPascal世代のDGX-1を発表した時点では、従来なら数ヵ月間かかっていたニューラルネットワークトレーニングを数日でできるとしていたので、NVIDIAの半導体技術の発展速度には驚かされるばかりである。

同時に発表されたXavierは、ディープラーニングにおける推論で多用される次世代SoCであり、30ワットの低電力で毎秒最大30兆回の演算を行うことができる。こちらはクラウドとの連携機能を備える自動運転車向け車載AIコンピューター「DRIVE PX」に搭載される予定だ。

また一歩実現に近づく完全自動運転

今回発表されたこの一連の技術が自動運転の発展にもたらす影響は大きい。なぜなら、自動運転車が実用的で安全なものであるために最も大切なことは、標識や障害物、歩行者、車線や交通の規制、速度制限などの認識をディープラーニングによって高速処理をし、的確な判断をしながら自律学習することだからである。

フアン氏は、講演の終盤でトヨタ自動車に「DRIVE PX」を提供すると発表した。このプラットフォームでは、クラウド上で高速処理されたニューラルネットワークトレーニングによって得られるモデルを、車載端末でリアルタイムに実行することができる。端末となる車載AIコンピューターの処理速度が上がることで、端末とクラウド間の情報のやりとりが効率的になり、瞬時に適切な判断ができるようになる。

NVIDIAは既にフォルクスワーゲングループに属するアウディ、メルセデス、ボルボ、テスラモーターズと契約をしている。今回5社目となるトヨタと契約をしたことで、自動車業界における同社のプレゼンスがいかに大きいかを世界に知らしめたことになるだろう。そして、大手5社の端末から得られるビッグデータによって、NVIDIAの自動運転プラットフォームは飛躍的に進歩することが予想される。自動運転4段階の最終段階である、車両の完全自動制御の実現がまた一歩近づいたと言えるだろう。

今日も上か?!

  • >>661

    「AI は、人類の歴史において最も優れたテクノロジの進化を推進しています。インテリジェンスを自動化し、産業革命以降、類のない社会の進化の波に拍車をかけるでしょう。」「ディープラーニングは、学習するコンピューター ソフトウェアを創造する革新的な AI アプローチであり、処理能力に対して飽くなき要求があります。何千人もの NVIDIA のエンジニアは、Volta の構築に 3 年を費やしてこのニーズに応え、業界は、人生を変えるような AI の可能性を実感できるようになりました」とフアンは語りました。
    NVIDIA の第 7 世代の GPU アーキテクチャである Volta は、210 億のトランジスタから構成され、ディープラーニング向けに CPU 100 基に相当するパフォーマンスを実現します。
    AI の加速に対する要求は、かつてないほど大きくなっています。がんとの闘い、自動運転車によって交通をより安全にする取り組み、インテリジェントで新しい顧客体験の提供など、次の進化を推進するため、開発者、データサイエンティスト、研究者のニューラル ネットワークに対する依存度はますます高くなっています。
    ネットワークが複雑になるにつれて、データセンターの処理能力を急激に増大させる必要があります。また、効率的に規模を拡大し、自然言語のバーチャル アシスタントやパーソナライズされた検索と推奨システムなど、きわめて正確な AI ベースのサービスが急速に導入されるのをサポートする必要があります。
    Volta は、ハイパフォーマンス コンピューティングの新しい標準になります。Volta は、インサイトを発見するという点では、コンピューティング科学とデータ科学の両面で他に勝る HPC システム向けプラットフォームを提供します。統合されたアーキテクチャ内で CUDA® コアと新しい Volta Tensor Core を組み合わせると、Tesla V100 GPU を備えた 1 台のサーバーは、従来の HPC 向けの数百基におよぶコモディティ CPU の代わりになります。
    8/9Q2決算を楽しみにしております。ファン社長