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米国株式市場=ダウ6連騰、S&Pは横ばい 長期金利上昇が重し
2024年5月9日午前 6:38 GMT+922分前更新

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場は、支援的な金融政策への期待からダウ工業株30種が6連騰した。ただ国債利回りの上昇を反映し、他の指数は軟調。S&P総合500種は横ばいで終了し、ナスダック総合は2日続落した。
ダウの6日続伸は昨年12月の9連騰以来。5週間ぶりに3万9000ドル台を回復した。
この日は、個別決算以外に市場を動かす特段の材料は出てこなかった。
アメリプライズのチーフ市場ストラテジスト、アンソニー・サグリンベン氏は「投資家は市場を明確に方向付ける次の材料を待っている。おそらく来週材料が出てくるだろう」と指摘。来週は14日に卸売物価指数(PPI)、15日に消費者物価指数(CPI)が発表される。
「最新のインフレ動向が分かるまで市場参加者は、上値を追うのをためらっている」とした。
この日は配車大手ウーバー・テクノロジーズの5.7%急落がS&P500の重しとなった。同社が発表した第1・四半期決算は予想外の赤字となり、第2・四半期についても弱い見通しを示した。
電気自動車(EV)大手テスラは1.7%下落。米検察当局は同社がEVの自動運転機能について投資家や消費者に誤解を与え、詐欺行為を行った疑いがあるとして調査していると、ロイターが報じた。
10年債利回りが10年債入札後に上昇したことを受け、エヌビディア、アマゾン、アルファベットなど他の大型株も0.2─1.1%下げた。長期金利の上昇は、相次ぐ好決算や予想より軟調な雇用統計を受けて強まっていた楽観ムードに水を差した。
ボストン地区連銀のコリンズ総裁はこの日、インフレ率を連邦準備理事会(FRB)の目標である2%に戻すには米経済活動の減速が必要と述べ、金融政策を現行水準で維持する必要性に言及。このところの当局者の発言に沿う内容だった。
インテルは2.2%安。米商務省による対中輸出許可の一部取り消しで売上高に影響が及ぶ可能性を警告した。