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NY外為市場=円下落、予想上回る米雇用コスト受けドル上昇
2024年5月1日午前 6:05 GMT+91時間前更新

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、日本当局による介入観測で前日に急騰していた日本円が対ドルで下落した。一方、米雇用コストの伸びが予想を上回ったことを受け、ドルが上昇した。
円は対ドルで0.88%安の157.73円となった。月間では4.04%安と2023年2月以降で最大の下げとなる見込み。
ドル指数は上昇。米労働省が30日に発表した2024年第1・四半期の雇用コスト指数(ECI)は前期比1.2%上昇し、伸びは前四半期の0.9%上昇から加速した。ロイターがまとめたエコノミスト予想は1.0%上昇だった。
シルバー・ゴールド・ブルの為替・貴金属リスク管理部門ディレクター、エリック・ブレガー氏は「ドル/円はなお上昇傾向にある。トレンド転換には、1)政策の方向性の違いがやや収束し米債市場により持続可能な買いが入り、ドル/円が約2週間ぶりの安値を付ける、2)日銀当局者の発言に何かしらの変化が出る──のいずれかを確認する必要がある。おそらく後者になるはずだ」と述べた。
日銀が30日に公表した1日の当座預金予想が民間予測から大きく乖離し、29日のドル/円の乱高下の背景に5兆円規模の円買い介入があったことが示唆された。
ドル指数は0.52%高の106.24。ユーロ/ドルは0.42%安の1.0674ドル。ポンド/ドルは0.49%安の1.2499ドル。
ドル指数は月間で1.7%高と、今年1月以降で最大の上昇となる見込み。一方、ユーロは同1.11%安、ポンドは同1.02%安と昨年9月以降で最大となる見通し。
バンク・オブ・アメリカのテクニカルストラテジスト、ポール・シアナ氏はメモで、ドル高が基本シナリオとし、第2・四半期の一段高を見込んでドルの押し目買いを依然として推奨するとした。