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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2024/03/07〜2024/04/03

投資巧者の伊藤忠、今期大型案件投資がありそう。北米か国内かはたまたインドか


伊藤忠、配当・自社株買い最高
今期の総還元性向5割に
2024/4/4 2:00 朝刊 日経電子版

伊藤忠商事は3日、2025年3月期の経営計画を公表し、総還元性向を50%程度に高めると発表した。過去最高となる配当と自社株買いを実施し、前期見通しの41%から高める。最終利益は8800億円を目標とし、22年3月期(8203億円)を超える過去最高の更新を狙う。投資額も最大で1兆円を計画し、幅広い分野で買収を狙う方針を示した。

総還元性向は配当総額と自社株買いの総額を加えた金額を純利益で割って100をかけた値で、高いほど企業が株主還元に注力していることを示す。1株当たりの配当金の下限を200円に設定。前期見通しに比べて40円増で、10期連続の増配となる。自社株買いも過去最大の約1500億円を実施する計画だ。

投資額の上限は過去最高の1兆円に設定した。従来最高だった21年3月期(約7550億円)を超える見通しだ。

近年の投資は伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)や大建工業など既存の出資先企業に対する株の買い増しが比較的多かった。

石井敬太社長は3日の記者会見で「既存の買い増しだけにこだわらず、投資の領域を広げたい」と述べた。

石井氏はまた「現在話題になっている案件も縦のカンパニーの制約を崩しながら、利益を最大化していきたい」と説明した。経営支援を決めた中古車販売大手ビッグモーター(東京都多摩市)の案件を示唆した形だ。

純負債資本倍率(ネットDEレシオ)でも25年3月期は0.6倍未満とし、健全性の目安となる1倍を下回る水準を維持する。

鉢村剛最高財務責任者(CFO)は「2010年代は投資の結果が出ず、批判を得た時期があった。一つ一つの案件を固めていく」とした。

午後1時の発表を受けて伊藤忠株は一時前日比7%高の6830円と、2月に付けた過去最高値(6844円)近辺まで上がった。終値は6%高の6765円だった。