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大同メタル工業(株)【7245】の掲示板 〜2015/04/28

この会社から6月27日の株主総会招集通知が送られてきました。見ると、取締役5人に対し賞与1億4,770万円(前期と全く同額)も払うという内容。これ以外に取締役報酬1億9,100万円(前期比微減)も支払われたのですから、取締役が受ける報酬と賞与の総額は3億3,900万円も……これでも、「何百億円も利益をあげている」ならともかく、連結営業利益はたった73億6,800万円(前期比17.2%増)、連結純利益47億3,500万円(同8.0%増)でこれじゃ、去年も同じこと言いましたが、今年もやっぱり「役員が会社を食い物にしてる!」としか言いようがありません。発展途上国でよくある、「一般国民は貧苦に喘いでるが、支配層は左うちわ」とか、政権打倒されてみれば、宮殿には豪華な靴が100万足、とかの構図をまたまた思い出します。この会社の営業利益の101.8倍もあるホンダ(営業利益7,503億円、前期比37.7%増)でさえ、役員賞与引当金が2億2,100万円だから、役員賞与も同額でしょう。両社で営業利益が2桁差がついてて取締役賞与が8,000万円しか違わないのは、いったいなんなんだ、と言わずにはいられません。もちろん、これは「ホンダが異常」なのではありません。

この会社の平成25年3月期の「有価証券報告書」をみると(=この会社は、去年の私のここでの酷評コメントが効いたのか、そのホームページに有価証券報告書を載せるようになりました)、代表取締役会長の判治誠吾氏は、報酬及び賞与総額で1億5,300万円も取っていました。全上場会社で報酬・賞与合計が1億円以上の役員は200人程度、といわれますが、この規模の会社にして(時価総額じゃ上位200社以内は遠く及ばないでしょう)、1億円以上の役員がいること自体が異常です。
しかし、同会長の在任中に当社の株価が素晴らしく上昇した、とかの事実は、まったくありません。同会長は、当社の繁栄よりもはるかに、自分が「名古屋城スケールの御殿屋敷に住みたい」という望みを果たしたいだけ、なのかもしれません。この会社の株主たちは、いつまでこれに付き合って、本来配当や株価上昇をもっと享受できるのを我慢し続けられるんでしょうか?

……って、去年のコメントをコピペして数字いじった程度で投稿が完成してしまう会社から、一日も早く脱皮できないんでしょうかねえ。NISAも始まったというのに、相変わらず1単元千株のまま、単元未満株の買増し制度も不採用。「株主なんて別に、取引先や従業員などの縁故先だけでいいじゃん」と、タカくくってんのが見え見えの会社です。これじゃ、EPS水準に見合った増配や自社株買いなど、夢のまた夢、でしょう。