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大同メタル工業(株)【7245】の掲示板 〜2015/04/28

この会社から6月27日の株主総会招集通知が送られてきました。見ると、取締役5人に対し賞与1億4,770万円(前期比10.21%減)も払うという内容。これ以外に取締役報酬1億9,300万円(前期比6.16%減)も支払われたのですから、取締役が受ける報酬と賞与の総額は3億4千万円も……これでも、「何百億円も利益をあげている」ならともかく、連結営業利益はたった62億8,600万円(前期比33.99%減)、連結純利益43億8,500万円(同19.32%減)でこれじゃ、「役員が会社を食い物にしてる!」としか言いようがありません。発展途上国でよくある、「一般国民は貧苦に喘いでるが、支配層は左うちわ」とか、政権打倒されてみれば、宮殿には豪華な靴が100万足、とかの構図を思い出します。この会社の営業利益の86倍もあるホンダ(営業利益5448億円、前期比135%増)でさえ、取締役の報酬・賞与は計7億9,200万円ほどです。

この会社の平成24年3月期の「有価証券報告書」をみると(=この会社は、そのホームページに有価証券報告書を載せていません。ここまで情報開示したがらない会社は今や珍しい)、代表取締役会長の判治誠吾氏は、報酬及び賞与総額で1億5,625万円も取っていました。全上場会社で報酬・賞与合計が1億円以上の役員は200人程度、といわれますが、この規模の会社にして(時価総額じゃ上位200社以内は遠く及ばないでしょう)、1億円以上の役員がいること自体が異常です。
しかし、同会長の在任中に当社の株価が素晴らしく上昇した、とかの事実は、まったくありません。同会長は、当社の繁栄よりもはるかに、自分が「名古屋城スケールの御殿屋敷に住みたい」という望みを果たしたいだけ、なのかもしれません。この会社の株主たちは、いつまでこれに付き合って、本来配当や株価上昇をもっと享受できるのを我慢し続けられるんでしょうか?