投稿一覧に戻る
東邦亜鉛(株)【5707】の掲示板 2023/05/20〜2023/08/22
-
>>799
論文中でも鉱物のラナルカイト(Pb2SO5)を使ってるわけではなくて、酸化鉛(PbO)と硫酸鉛(PbSO4)を合成してます。そして酸化鉛と硫酸鉛は鉛から合成できます。
また、LK-99は銅(Cu)1に対して鉛(Pb)9が必要で、重さで言うと鉛は銅の30倍必要です。
一方で鉛と銅の年間生産量に目を向けると、鉛は470万トンに対して銅は2300万トンで、1/5程度です。しかも鉛はその生産の8割が鉛蓄電池に使われているので、他の用途に使える分はほとんど余っていません。もしLK-99が超伝導素材として普及するなら、新しく鉛を掘るしかないわけで、鉛の「ゴールドラッシュ」となります。
しかし掘ると言ってもこれまで環境問題で鉛に手を出してこなかった企業が多いので、鉛鉱山を手に入れるところから始まります。
皆がこぞって鉛鉱山を手に入れようとする中、東邦亜鉛は既にオーストラリアのCBH社を通じて鉛鉱山を保有しているので、非常に優位な立ち位置にいるわけです。
171*****
>>793
公開情報としてLK-99はラナルカイトという鉛系の鉱物とリン化銅から作られますが、現時点で東邦亜鉛とは関連性が低く、社名に「鉛」が付いているのでイメージ先行のように思えます。ただし、常温超電導物質を工業製品化する場合、鉱物のラナルカイトでは量産できず、結局は鉛を基に生産方法が考えられるでしょう。その時に東邦亜鉛の出番ということです。現時点で世界の研究所による追試の結果がイマイチ進まないのも、ラナルカイトを保管していたラボが少ないからでしょうね。今回、日本のラボから結果が出てこないのも国際競争力の低下を感じ寂しいばかりです。もし、追試で正しいことが証明されれば、鉛の時代が到来、東邦亜鉛はダブルテンバーガーに化けても不思議はないですね。夢のある話です。