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投稿コメント一覧 (1コメント)

  • >>No. 799

    論文中でも鉱物のラナルカイト(Pb2SO5)を使ってるわけではなくて、酸化鉛(PbO)と硫酸鉛(PbSO4)を合成してます。そして酸化鉛と硫酸鉛は鉛から合成できます。
    また、LK-99は銅(Cu)1に対して鉛(Pb)9が必要で、重さで言うと鉛は銅の30倍必要です。

    一方で鉛と銅の年間生産量に目を向けると、鉛は470万トンに対して銅は2300万トンで、1/5程度です。しかも鉛はその生産の8割が鉛蓄電池に使われているので、他の用途に使える分はほとんど余っていません。もしLK-99が超伝導素材として普及するなら、新しく鉛を掘るしかないわけで、鉛の「ゴールドラッシュ」となります。

    しかし掘ると言ってもこれまで環境問題で鉛に手を出してこなかった企業が多いので、鉛鉱山を手に入れるところから始まります。
    皆がこぞって鉛鉱山を手に入れようとする中、東邦亜鉛は既にオーストラリアのCBH社を通じて鉛鉱山を保有しているので、非常に優位な立ち位置にいるわけです。

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