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楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2024/05/02〜2024/05/07

>>426

ありがとうございます。非常に分かり易い説明で良く理解できました。

<オリエンタルについて>
今回の決算は個人的には超絶と思っていました(純利益1,200億円は過去最高)。それに加えて1,800万株の自社株買いと償却および余剰金による+8円(13円)の株主還元もありましたので、今期予想(25年3月期)が保守的であったことに嫌な予感はしたものの、決算発表翌日に▼6.27%(一時▼8%超)売られ、その翌日は30円と雀の涙ほどリバしたものの、昨日も1.2%売られた理由については、

1)今期予想がコンセンサスと乖離があったこと
2)アクティビストの存在

を痛感している次第です。個人的にはコンセンサスが高すぎると思っていましたが甘かったですね。

ただ、アクティビストについてはどうなんでしょう?
前回のエリオットの件(京成電鉄のオリエンタル株1%の売却の結果を受けて自社株価7%超下落の経緯)がありますので、これ以上、オリエンタル株を弄りたくないのが本音と思います。それが証拠に『パリサーは京成の取締役会に書簡を24日送付し、定時株主総会で議案として取り扱うことを要請していたが、同取締役会から取り扱うことを拒絶するとの返答を受けたことから法的拘束力のある株主提案を行ったと発表した』としています。定款の変更はご指摘の通り特別決議(2/3)が必要ですので、かなりの確率で否決され、それによりオリエンタルの株価は反発していくと予想しています。

<日本M&AセンターHDについて>
こちらも決算そのものは悪くはなかったのですが、今期(2025年3月期)の成長率ゼロが嫌気されて▼10.83%も売られ、その翌日(昨日)も▼2%近く売られた要因と認識しています。M&Aセクターは競合も売られていますので、競争激化による成長鈍化が気になるところですが、M&Aキャピタルという競合が超悲惨な決算だったにも関わらず決算発表翌日は0.8%しか下げておらず、業界リーダーの日本M&AセンターHDの株は売られ過ぎ(2024年3月期は1Q進捗率9%から通期は売上達成、利益もほぼ達成)との声も多く、高配当(29円)の後押しもあり、少し落ち着けば900円前後(昨日763円)までは回復すると予想中です。ちなみに3Q決算後は自社株買いもあり1,080円を付けていますし、1Q(進捗率9%)以前の昨年7月28日までは1年間、安定して1,120円前後で推移していました。

<楽天Gについて>
正直、前回の決算(5期連続赤字、▼3,394億円)、無配(23年振り)でストップ高にはのけ反りましたが、見解をお聞きし、『なるほど。そういうことか!』と勉強している最中です。正直、次回の決算(1Q)もストップ高されるのでは?と恐怖を抱いています。ただ、有利子負債1.8兆円は利息5%で計算しても年間900億円になりますので、相当なハンディでは?とは思います。又、通貨スワップがあったとしても円安がどう響くのか?が今でもよく分かりません。

企業というのは利益を出してナンボですので今の株価が安いのか高いのかが皆目分からないですが、今日の文春の対談でKDDIのローミング費用とプラチナバンドの住み分けについて分かり易い説明があり、それは納得のいくものでした。企業ポテンシャル(グループシナジー含む)が高いことは認識していますし、なんやかんやいってもエキサイティングで面白い企業と思っています。公用語が英語というのも日本企業では楽天だけと思いますが、それは世界を睨んでのことなんだなと納得した次第です。よって1Q決算後に売りから買いにドテンするかもしれません。

引き続きご指導のほど宜しくお願いいたします。

  • >>477

    返信ありがとうございました。

    <OLC>
    京成の株主総会でパリサーの提案が可決される可能性は低いので、OLC株が反発するであろう事は同意です
    その後の展開については見方が分かれると思っています。
    パリサーの当初目論見は可決→OLC株価急落→OLCショートポジション買戻し(利益)だった筈なので、

    a)ショートポジションを解消せずに再チャレンジ(引続き京成は売却を迫られる)
    (極悪機関シナリオ)
    b)既にOLC株は十分下がったと考えて、京成の総会前に買い戻す
    (「今日はこの位にしといたるわ」シナリオ)

    のどちらかの筈ですが、元金融マン(性悪説)の私としては1.がメインシナリオなように感じたので、OLC株価の頭は重いと申し上げました(2.も可能性はあります。その場合は近々に買戻しを始める事になります)

    いずれにせよ、「OLCの高バリュエーション/収益力の低い大株主のセット」という構図はアクティビストに引続き狙われやすいので、OLCは自社株買を強化するのが吉と考えます


    <楽天>
    白状すると、私自身の楽天財務の見方は、
    ・去年:激ヤバ
    ・現在:結構ヤバい
    ・来年:多分大丈夫かな?
    位の進捗を予想しています。

    個人的に、有利子負債残高はあまり気にしていません(取引銀行が「引き気味」な事は確かですが、コミットメントラインの継続には応じているので、今期中に単月営業黒字を達成できれば融資の再開はあると思っています)

    最もリスクが高いと認識しているのは、モバイル設備の減損を監査法人に求められるケースです(可能性は高くないですが、一発で債務超過転落→上場廃止になり得ます)

    三木谷氏も恐らくこの事は理解していて、財務上のARPUに「シナジーARPU」をわざわざ計算してプレゼンしているのは「モバイルのおかげでこんなに他部門が儲かってます」をアピールする狙いと思います(計算方法がやや怪しげですが、嘘ではない)

    今回、初めてtubさんと建設的なお話ができました。こちらこそ引続きよろしくお願いします。