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(株)新日本科学【2395】の掲示板 2023/12/06〜2024/02/07
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664
>>663
(続き)
なお情報の信頼性でいえば、国際頭痛学会の会長職を務めた学者ともなれば世にある頭痛薬の効能の一長一短は頭に入っており、現状の問題を打開するのにどの薬が適しているか総合的に比較する知識体系があると思われます。
これとは対照的に総合的な知識体系という面で見るべきものが無いのがleoさんの書き込みで、株の空売りのため都合のよい数字だけを拾って継ぎはぎした成果物の中に有用な情報は無く、leoさんは自身と他人を欺く歪曲した物の見方を提供してきたに過ぎません。
(*1)https://zutsuu-nayami.jp/migraine/about/
(*2)https://www.nyredcross.org/products/155/79
(*3)https://www.jhsnet.net/GUIDELINE/gl2013/263-270_6.pdf
消防たぬき 1月25日 23:31
>>627
即効性に優れ片頭痛薬として広く使われている既存のトリプタン系の薬剤ですが、leoさんがこれをSTS101と比較する際に必ずだんまりを決め込んでいるポイントがトリプタンの効果持続時間の短さ。片頭痛の発作は人によって痛みの継続時間が4~72時間とばらつきがありますが平均で頭痛の継続は23時間ほど(*1)。これに対してleoさんが例に挙げているスマトリプタン(イミグラン)の場合、その効果の持続は4時間とされ(*2)、効き目が早いのは確かですが効き目が無くなるのもまた早く、人によってはいったん薬が効いても数時間するとまた片頭痛の再発に悩まされるわけです。
このように効果の持続が短い片頭痛薬なら投薬回数を多くすれば事態は改善するのかというとその逆で、今度は過剰な頭痛薬投与が原因の「薬物乱用頭痛」という新たな問題が生じてきます。欧米では頭痛外来に訪れる患者の30~50%に薬物乱用頭痛が見られるというデータもあり(*3)、既存の頭痛薬が却って頭痛を増やす皮肉な事態となっているわけです。
そこで目を転じてSatsuma社のSTS101を見ると、こちらは長時間の効果持続が第三相試験によって確かめられており、SUMMIT試験における「痛みからの解放」を示すグラフ(下図のオレンジ色の線)が示す通りSTS101が投薬後48時間後でもその効果を持続していることが分かります。ラポポート博士がSTS101を指して「持続的な効果を提供する上で大幅に効果的」というのは、薬物乱用の深刻な問題に日々直面している専門家が、長時間効果を持続する片頭痛薬に大きな有用性を認めていると理解できるわけです。