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NYダウ【^DJI】の掲示板 2022/11/11

10日のニューヨーク株式相場は、10月の米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化したのを好感し、急反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比1201.43ドル高の3万3715.37ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は760.97ポイント高の1万1114.15と大幅に上昇した。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億7131万株増の12億7406万株。
米労働省が朝方発表した10月のCPIは前年同月比7.7%上昇、前月比では0.4%上昇と、いずれも市場予想を下回った。市場では、「インフレがピークアウトしたとの期待を後押しする内容」(欧州系金融機関)と受け止められ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを減速させるとの見方が急拡大。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げ幅が0.5%に縮小するとの観測が強まった。米債券市場では長期金利が低下し、一時4%を下回った。
ダウ平均は大幅に上昇して取引が始まり、引けにかけて上げ幅を広げた。サンフランシスコ連邦準備銀行のデイリー総裁は、同日のオンライン会合で「利上げ幅を縮小する時期だ」と明言。ダラス連銀のローガン総裁も講演で、利上げペース減速が「間もなく適切になり得る」と話した。FRB高官から、利上げペースの減速を支持する発言が相次いだことも、株価を押し上げた。
金利低下局面で割高感が薄れ、買われやすいハイテク株が大きく上昇し、相場をけん引した。アップルは8.9%の大幅高。シスコ・システムズが4.0%高、マイクロソフトが8.2%高、セールスフォースが10.0%高。半導体株も買われ、インテルは8.1%高だった。ダウ平均構成銘柄以外では、メタが10.3%高、エヌビディアが14.3%高。アマゾン・ドット・コムは、不採算部門の見直しすると伝わり、12.2%高だった。
インフレ鈍化観測を背景に、景気敏感株や個人消費関連銘柄も買われた。ビザの6.0%高、ダウの4.8%高、ナイキの8.0%高、ホーム・デポの8.7%高、ボーイングの5.2%高、アメリカン・エキスプレスの6.1%高が目立った