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NYダウ【^DJI】の掲示板 2022/11/03

2日のニューヨーク株式相場は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見が利上げになお積極的な内容と受け止められ、3日続落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比505.44ドル安の3万2147.76ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は366.05ポイント安の1万0524.80で引けた。
ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億4653万株増の11億3588万株。
FRBはこの日、連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合連続で0.75%の大幅利上げを決め、インフレ抑制への強い決意を示した。FOMC声明発表まで弱含みに推移していたダウは、会合後に発表された声明で利上げへの積極姿勢が後退するとの期待が高まり、いったん買いが先行した。
しかし、パウエル議長が記者会見で「利上げ停止を考えるのは時期尚早」などと改めて金融引き締めを積極的に進める構えを示すと、ダウはマイナス圏に沈み、取引終盤に下げ幅を拡大した。前週のダウはタカ派姿勢を緩めるとの期待から大幅高となっていた。この日のナスダックは3%超の下げを演じた。
この日発表された米民間雇用サービス会社ADPの10月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比23万9000人増と、市場予想を上回り、株価の重しとなった。市場では週末に明らかにされる雇用統計に注目が集まっている。
業種別では、一般消費財、IT、通信、不動産、素材、エネルギーが特に軟調だった。
個別銘柄ではセールスフォースが6.1%安と急落し、ダウ銘柄で最大の下落率を記録。ウォルト・ディズニーが3.9%安。アップルとナイキがそれぞれ3.7%安。マイクロソフトが3.5%安。インテルが3.1%安。ビザが2.9%安。ホーム・デポが2.5%安。アメリカン・エキスプレスが2.4%安。石油大手シェブロンとシスコシステムズが2.0%安。
一方、強気な業績見通しを明らかにしたボーイングは2.8%高