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NEXT NOTES ドバイ原油先物 ベア ETN【2039】の掲示板 2016/02/10〜2018/09/18

>>508

サウジアラビア新石油相は石油相交代で政策スタンスに変更ない旨8日付でロイターに語ったとされるが、7日付のCNBC記事ではナイミ石油相勇退はネガティブに市場から受け止められている模様。

ナイミ氏の過去の原油価格安定化の実績や政経分離原則維持の姿勢が評価される一方、アル・ファリ新石油相は有能な官僚として評価されるに留まり、ナイミ氏ほど自由な権限も認められていないとされる。
むしろ本来の主役ともいえるビン・サルマン副皇太子(30歳)は「変人」とか「破壊者」と言ったネガティブな評価も見受けられる。

また、ナイミ氏勇退でサウジアラビアによる市場統率力は下がり、市場そのもののエネルギーで価格動向が強まるともされ、その結果ボラティリティが高まり、原油価格の上下振幅も大きくなるだろうともされる。
4月のロシア・OPEC加盟国での増産停止会議が失敗に終わったのも、ナイミ氏の権限が損なわれたことが一因にあるとまで言われている。
それほどまでの力量をビン・サルマン副皇太子が持ち得るのか?

ビン・サルマン副皇太子はサウジアラビア防衛相を務め、原油歳入依存体質脱却を目指した国家計画を作成したが、他方でイランの市場復帰に反対し、OPEC加盟複数国による価格引き上げ策に見下すような反応を示すなどの問題児的側面が指摘されている。
斯様なサルマン副皇太子へ実権が移ることで、原油価格の趨勢が見えにくくなったとの声もある。