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KPPグループホールディングス(株)【9274】の掲示板 2022/09/15〜2022/10/17

この会社の業績を予測する上で重要なのはAntalisのユーロ円、次いでSpicersの豪ドル円ですよね。ドル円自体はほとんど関係ありません
Antalisの営業利益計画が仮に7000万ユーロ、想定為替レート128円だとして対ユーロで1円円安につき7000万円の増益みたいな為替感応度を想定しています

また、経常利益での為替差損益についても実際には円安が進んでも1Q期間で0.37億、前期4Q期間に2.2億の為替差損を計上しています。海外売上比率が高い企業が為替差益を出すとは限らないという事ですね。負債も多いので少し注意ですね

  • >>212

    するどいご指摘ですね。私の考えを以下列挙します。
    例えば、日本本社が海外企業に輸出をする際に生じた円安効果は、P/L上は営業外収支カテゴリーで処理されるので、営業利益ではなく経常利益で初めて反映されます。
    これは大した金額ではないでしょう。

    しかし大きな円安効果は、海外連結会社の活動結果を示す現地財務諸表を、日本本社の財務諸表に取り込む、つまり連結する際に生じます。その際、適用されるのは、ご指摘の通り、この会社の場合は大半がユーロ円や豪ドル円などのクロスレートであり、ドル円ではありません。そしてこの場合は、おそらく日本為替市場の月末レートを使い円転換した金額をすべての費目それぞれに対応させるはずなので、事前の想定レートは定めておらず、したがい為替差額は発生しません。しかし大きな円安効果が営業利益に反映されるのではないかと判断します。したがいすべてをしめれば、やはり大きな円安効果は期待できると確信しています。

    末筆ながら、M&AOnline 「海外子会社の決算書はどのように換算するのか しっかりまなぶM&A基礎講座(57)」などは参考になるのではないかと思いますよ。もちろん閲覧は無料です。