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(株)やまみ【2820】の掲示板 2023/12/08〜

増資やCBの発行とは異なり、売出しの場合は発行済株式数が増える訳では無いから、株主価値が毀損される訳では無い。

しかし、株価は需給に影響されるので、発行済株式数の10%近い株が市場に放出されれば、株価が下がるのは仕方が無いだろう。

ただ、今回の売出しには、継続して株式を保有する株主にとっては、大きなメリットも含まれている。

それは、売出しのリリース
https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS08479/197524b3/9578/4886/96cd/e22b1c6a4ade/140120240222541498.pdf
の一番下にも書かれている様に、留保金課税がかからなくなる事だ。

例えば、2023年6月期の有報を見ると、税効果会計適用後の法人税等の負担率が34%で、そのうち特定同族会社留保金課税額が3.0%であった事が分かる。

だから、留保金課税がかからなくなる事で、税引前利益の66%が当期利益だったのが、今後は69%が当期利益になるという事だ。69%÷66%=1.045なので、今年からは、この効果だけで4.5%程度1株当たり利益(EPS)が増える事になる。

これは、株主にとって非常にポジティブな話だろう。

ただ、上場企業なのに、今まで漫然と留保金課税に甘んじていた事自体が問題だとは思う。山名氏としては、この会社の価値はそんなに安くないぞ…という事で、(留保金課税の解消策である)自分の持株を売り出す事を躊躇していたのだとは思うが…