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田中建設工業(株)【1450】の掲示板 〜2024/03/21

田中建設工業の特徴・現状・株価等を個人的に考えてみました。
会社は解体工事の専業者。今後解体工事は増加するのは必至で、業容の拡大余地の大きいマーケット。業歴40年、赤字決算はなく毎期収益を計上。上場後5年、上場後の売上高伸び率1.8倍、売上高100億円を突破(2019/3期62.3億円、2023/3期112.4億円)。営業利益の同伸び率2.0倍(2019/3期7.8億円、2023/3期15.6億円)。営業利益率は直近13.9%、直近5年平均で13.7%と高収益企業。(2023/3期のゼネコン営業利益率トップは前田建設で8.0%、大手23社平均は3.3%、出典:アーキブック)。下請け主体の解体業者が大半の中、当社はビジネスモデルを確立し、元請け工事主体(直近元請け工事比率78.3%)で高収益を確保。自己資本は上場後の5年間の伸び率1.7倍(2019/3期35.8億円、2023/3期62.1億円)、直近自己資本比率80.1%と安全性の高い財務内容。配当方針は、配当性向30%以上との事で、直近32%、直近5期平均は31.4%。
これだけの収益性が高く、成長力があり、安全性が高く、投資魅力のある企業ながら、株価はアンダーバリュー評価と言わざるを得ない。当社のPERは9.9(10/17)建設業者のPERは、プライム市場平均で15.0,スタンダード市場平均で11.6(2023/9月)と比較しても更なる上昇余地がある。当社株価の年初来高値は2,780円、現状の利益予想でPER12.8であり、更なる上昇余地は高いと考える。
なぜ低評価なのか考えると、大きく2点が考えられる。
1.上場時発表の業績見込みが前期比大幅減収・減益であった為、想定価格・公募価
 格共に抑えられ、PER9.7,PER10.5であった為、その結果を現在まで引きずっ
 ている傾向がある事。
2.流動性が低く、出来高が極端に少なく、特に大口投資家には内容が良くても手が
 出せない銘柄となっている。また、興味があって買いたい投資家は多いと思われ
 るが、買っても簡単に売却できないので手を出せないのが現状。

上記を鑑み検討して欲しい解決策
1.再度売り出しを行い、当社の内容・将来性等を投資家に広く理解してもらう。
 (新たな中期計画も策定され、タイミング的にも良い時期では)
2.仮に筆頭株主が保有株式の10%/289千株を売り出したとして、また売り出し後
 のPERが仮にスタンダード市場の建設業社の平均11.6倍になったとしたら、保有
 株式の時価総額は現状の6,271百万円から6,559百万円に増加する(株価現状を
 2,170円とし、PERを今期利益予想で計算し)
 株式の保有比率は約60%となり約6.5%下がるものの、保有時価総額は増加し、
 市場での流動性は増加し、より多くの投資家の参入が期待出来、当社本来の企業
 価値が株価に反映されやすくなると考えます。

何れにしても、より多くの投資家が参加できるよう資本政策の検討をお願いします。
投資家が増える事により、より良い緊張感も増幅されるのでは・・・