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(株)アトラエ【6194】の掲示板 2023/12/15〜2024/02/24

>>602

横から失礼いたします。
思いついたことを、書いてみました。

①wevoxとモチベーションクラウドの戦略の違いと現状について

両方とも組織のエンゲージメント改善サービスであり、ツールを開発しているが、wevoxは、コンサルタントの人月稼働が発生するので、その分売上が大きく伸ばしやすい。
一方、アトラエは「テクノロジーによって人々の可能性を拡げる事業を創造する」というミッションを掲げている会社なので、コンサルタントの支援はしておらず、テクノロジー(ツールの機能)によって、組織改善がされるサービスになっている。そのため、モチベーションクラウドに比べ、遥かに安価に利用できる。ただし、利用企業にツールを使いこなせる人が必要になる。伴走してくれるコンサルタントがついたほうが、資金に余裕がある企業にとっては楽。アトラエもコンサルティングをやれば売上は伸ばせるが、Greenが人材紹介の事業モデルをインターネットサービスに置き換えようとしたように、それはやらないと思われる。

年間売上
モチベーションクラウド 70億(16%増)
wevox  5.6億(26%増)

wevox は後発ですが、伸びしろは大きいと思います。


②Greenにおける決定率低下の最大の要因

エンジニア(IT・通信)の求人倍率が上がり「売り手市場」になっており、企業は、採用が難しい状態になっている。3年前と比べて倍、5年前では3倍近くエンジニアの採用の難易度が上がっている。

エンジニア(IT・通信)の求人倍率 ※DODA参照
2019年   4月 4.50%
2020年   4月 6.50%
2023年   12月 13.28%

この中で戦うより、wevox やバスケで売上を伸ばしたいという気持ちはわからなくもない。


③Greenの価格変更による事業の変化

エンジニアの市場価値が上がっているので、Greenの成功報酬の値上げは妥当と思われる。ただ値上がりしたことで、企業の採用基準も上がり、書類通過や成約率が落ちた。あらゆる求人サービスでエンジニアの争奪戦が繰り広げられているので、集客コストを上げざるを得ない状況になっていて、その結果、利益率が下がっている。

  • >>613

    ④エンジニア採用市場が活発ではありますが、Green以外で注目されているサービス

    エンジニアに特化した転職サービスでいうと、シリーズCでIPOの準備をしているFindyあたりは、Greenにとっては脅威になるのではないでしょうか。AIの活用やGitHubとの連携など、すでに差を付けられているように思います。

  • >>613

    bakさん、めちゃくちゃ意見ありがたいですー。たしかにー、なるほどー、と首をグラグラ縦に振ってみてましたー。私なりのことも記載してみますねー。

    ①wevoxについて

    モチクラとの比較はまさに同じことを考えていました。wevoxはセルフサービスモデルとsaasでは言われている形態で、スケールしやすい特徴があります。中小企業に受け入れられやすいですが一方で、大手企業に入りづらいのは弱点です。

    bakさんとおんなじ意見、だけだと芸がないんで、ただの願望含みの考察を加えますと、SMBCとの合弁会社の設立は販路拡大という意味以上のものがあり、コンサルはじめるつもりなんぞゃないか?と思ってます。

    先ほど記載したとおり、一般論でいえばモチクラのようかコンサル付帯のほうが大企業には受け入れられやすいですが、bakさんもしてくださっているとおり、アトラエのビジョンや組織ケーパビリティからすると、コンサルをはじめることに矛盾ができてしまいます。

    SMBC-wevoxは大手企業を攻めるための会社と公言されてますが、こちらをあえて別会社でつくったのは、アトラエと社風を分け、後々コンサルにも力を入れはじめる布石なんじゃないかと。こうなると狙える市場規模も一気に大きくなりますよね。楽しみ。

  • >>613

    Greenは正念場!なんですが、ビジョンに立ち返りピンチをチャンスにしようとしている、と見てます。
    今まで主にエンジニアに対するブランド認知と集客力で勝って来ましたが、あらためてテクノロジーで人材紹介をディスラプトするんだ!と切り替えてそう。

    ②たしかにエンジニアの求人倍率はとどまることを知らない高さですよね。この点の影響があるのは間違いないです。ただ、これだけだと書類選考率も下がっている理由を説明できないんですよね。③の値上げの影響ももちろんあるんですが、それでもエンジニアに限って言えば、紹介料が300万でも採用しようという情勢です。そうなってくると残念ながら、エンジニアについて言えば、応募者層が企業が求める人材像とミスマッチ私的いるのではないか?と見ています

    ③値上げをしたのが2022年末のことでしたが、この頃にはGreenのエンジニアに対する集客力(の伸び)にはやや陰りがあったのではないかと読んでます。求人媒体というのは、卵と鶏の関係なのですが、求人の質と求職者の質が連動します。世知辛い話なんですが、Google出身のAIエンジニアに、地方企業が「金は出せないんですが我が社に来てください」とオファーする媒体だと、このAIエンジニアはこの媒体に登録しようと思えなくなってしまいます。

    以前のGreenは地域ごとの価格を引いてましたので、地方企業も気軽に使える、そんなサービスでした。そこに昨今のDXブームが重なると何が起きるでしょう?アンマッチなオファーが増え始めていたのではないでしょうか?これは致命的なブランド毀損に繋がります。

    値上げには単に収益性を高めようとする意図に加えて、それなりにお金を払っても良いと考えられる求人企業に敢えて絞ろうとされる意図もあったのかなと。決算発表の中でも、数より質、という発言は各所でされてます。

    もちろん、bakさんのお見立て通り、採用ハードルは高まったものと思われます


    ④findyさん!そうですね、素晴らしいサービスです!

    余談ですが、山田さんが一人で会社されている頃に立ち話する機会ありまして。そのころは求人票の添削サービスという今と違うビジネスされてて苦しそうだったんですが、うまくピボットされましたねー。

    さて、私はユートラストを挙げようとおもっていたのですが、両者に共通する特徴は転職潜在層向けのサービスであることでしょう。

    ビズリーチが出て以降、各採用媒体はスカウト機能を強化して準潜在層を取り込んできました。それでも、候補者が自らエントリーしないといけないステップがある以上、全く転職を考えてない人にはアプローチできていませんでした。

    これが、wantedlyが先駆けてすが、潜在層向けの転職サービスが産まれだして、エンジニアに専門性を高めた形で業界が発展してます。

    ーーー

    どれもこれも強めに私の予想と解釈が入ってはいますが、あらためて話を俯瞰的にみると、
    ーGreenはどうやら、全国津々浦、老若男女が使うようになった結果、コモディティ化がはじまってしまった
    ーこれに対してエンジニア採用の新サービスが続々と生まれてきている
    ーもともとGreenが持っていてたエンジニアに対する優位性が失われつつある
    のかもと思っています。

    ここまではピンチな話ではあるのですが、翻ってアトラエのビジョンや新居さんがインテリジェンス出身であることなどを踏まえれば、決算発表で伝えられている「マッチングロジックの改善」はたぶん生半可なものではないんじゃないかなと思ってます。

    伸びてるサービスがコモディティ化することも、伸びてる業界に新規参入者があるのも、これは避けようのないことですので、この次の一手がどうなるのかが、楽しみな状況だと思ってます。(なので、バスケも面白いと思いますが、本業に集中してほしい、というのは、、、もうやめておきますw)