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フィデリティ・USリート(資産成長)C(H有)【32311136】の掲示板

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NY円、小反発 1ドル=111円75~85銭、米株安でリスク回避の円買い

6日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=111円75~85銭で取引を終えた。米株式相場の下落を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まり、低金利で資金の調達通貨とされる円は買いが優勢となった。

2018年12月の米貿易赤字が前月比で拡大し、18年通年ではモノの赤字が12年ぶりに過去最大を更新した。貿易赤字を嫌うトランプ米大統領が貿易政策で強硬姿勢に傾くとの警戒感を誘った。米株式相場が3日続落し、外為市場ではリスク回避目的の円買いが入った。米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を見込んだ円買い・ドル売りもみられた。

6日発表された2月のADP全米雇用リポートで、非農業部門の雇用者数は市場予想以上に増えた。前月分は大きく上方修正され、米労働市場の拡大基調を示した。発表直後はドル買いが勢いを増す場面もあったが、8日発表の2月の雇用統計を見極めたいとしてドル買いは続かなかった。

米連邦準備理事会(FRB)は米地区連銀経済報告(ベージュブック)で「米経済活動は拡大を続けた」と総括した。政府閉鎖の影響で小売りや自動車販売などが減速したとも指摘した。ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁は講演で「多様な不透明要因が引き続きのしかかっている」とし、忍耐強く政策を判断する姿勢を示した。ともに新味に乏しいとして、相場の反応は限られた。

円の高値は111円62銭、安値は111円85銭だった。

円は対ユーロで小幅に3日続伸し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=126円30~40銭で取引を終えた。

ユーロはドルに対して小幅に反発し、前日比0.0005ドル高い1ユーロ=1.1305~15ドルだった。7日の欧州中央銀行(ECB)理事会の結果発表を見極めたいとして動意に乏しく、持ち高調整目的の取引が中心となった。

ユーロの高値は1.1324ドル、安値は1.1286ドルだった。

カナダドルは対米ドルで下落した。カナダ銀行(中央銀行)は6日、政策金利の据え置きを決めた。声明では「世界経済の減速が想定していたより顕著で広範囲に及んだ」と指摘。市場の一部予想に比べて利上げに慎重な内容だったと受け止められ、カナダドル売りが優勢となった。