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フィデリティ・USリート(資産成長)C(H有)【32311136】の掲示板

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NY円、反落 1ドル=110円95銭~111円05銭、米長期金利の上昇で

27日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=110円95銭~111円05銭で終えた。米長期金利の上昇(債券価格は下落)を受け、日米の金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが入った。

英国の欧州連合(EU)離脱を巡り、メイ英首相が延期の選択肢を示した。合意のないままEU離脱を迫られるとの警戒感が後退し、欧州主要国の国債相場が下落し、米国債にも売りが波及した。日米の金利差拡大の思惑から円売り・ドル買いが優勢になった。

円はインドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方を巡り、27日にそれぞれ相手を空爆したと発表したのを受け、東京市場で110円36銭まで買われる場面があった。もっとも、欧州市場の取引時間帯では買いの勢いが続かなかった。円の上値が重いとの見方を誘ったのも相場の重荷だった。

米経済指標の改善も円売り・ドル買いを誘った。全米不動産協会(NAR)が発表した1月の仮契約住宅販売指数が7カ月ぶりに上昇し、市場予想も大幅に上回った。米住宅市場の減速に対する警戒感がやや和らいだ。円は111円07銭まで売られる場面があった。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融サービス委員会の証言で「資産縮小を年内に終了する方向で検討している。近く公表する」と述べた。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の内容にほぼ沿った発言で、円相場の反応は限定的だった。

円の高値は朝方に付けた110円53銭だった。

円の対ユーロ相場は反落し、25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円15~25銭で終えた。一時は126円34銭と昨年12月末以来の円安・ユーロ高水準を付けた。

ユーロは対ドルで3営業日ぶりに反落し、前日比0.0020ドルユーロ安・ドル高の1ユーロ=1.1365~75ドルで終えた。英国が合意のないままEU離脱を迫られるとの懸念が後退したのを受け欧州市場で1.14ドル台まで上昇する場面があったが、心理的な節目を上回ったことで利益確定目的のユーロ売りが優勢になった。

ユーロの安値は1.1363ドル、高値は1.1395ドルだった。