ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無【04312047】の掲示板 2022/03/18〜2023/01/06

11/10の月次レポート
【今後の展望・運用方針】
堅実な業績拡大期待が相場への支援材料
米国経済は、インフレ率の高止まりおよび積極的な金融引き締めなどを受けて、景気後退に陥る確率が高まっている。一方で、労働市場や個人消費は引き続き堅調であり、景気後退に陥った場合でも、深刻な状態になることは見込んでいません。
米国の実物不動産市場は、景気悪化に伴う需要の鈍化や金利上昇が不動産価格に与える影響には注視が必要です。一方で労働力不足や建築資材のコスト上昇により物件供給が抑制されていることから、総じて健全な需給環境が継続するとみています。
米国リート市場は、最近の軟調なパフォーマンス推移を背景にバリュエーション面で魅力が増しています。業績は、引き続き健全な実物不動産の需給環境などを背景に来年にかけて堅実な業績拡大を見込んでいます。四半期決算が発表されている最中ですが、総じて市場予想と同程度ないし上回る業績となっています。見通しに関しても、維持ないし引き上げられており、ポジティブにみています。
戸建住宅やヘルスケアを所有するリートなどに注目成長性とバリュエーションの観点から魅力的なセクター・銘柄に注目していく方針です。足元では、事業構造においては「構造的に需要増加が見込める分野」「リート側の賃料決定力の高い分野」などに着目しているほか、景気悪化を見込んでいるため「景気感応度が低く業績を見通しやすい分野」に注目しています。具体的に戸建住宅やヘルスケア、データセンターなどです。
住宅セクター、特に戸建住宅は、ローン金利の上昇や物件の高騰により購入をあきらめ、賃貸にとどまる層が増えていることから良好な環境が続くと考えています。ヘルスケアは空室率が改善傾向にある高齢者住宅を主体としたリートをポジティブに見ています。データセンターは、データ需要は構造的に増加傾向にあることに加え、冷却に使う電力の供給不安から建設計画が遅延するケースが散見されており需給がタイトになると見込んでいます。堅調な消費動向の恩恵が期待される商業施設セクターは、保有物件の質が高く、財務が健全なリートを中心に投資していきます。貸倉庫はタイトな需給環境が見込まれていることを背景に、高い賃料決定力を有することを評価しています。在宅勤務による需給悪化が懸念材料であるオフィスについては、引き続き慎重に選別していきます。