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【USD】小売売上高の掲示板

米国の経済指標は強弱混在が目立っており、今週も振れ幅の大きさが警戒される。
15日の小売売上高に関しては、半導体不足などによる自動車生産の縮小と販売制約、物価の上昇、1月と3月の給付金を受けた消費急増の反動減などが下振れ要因となる。15日の鉱工業生産や16日の住宅着工件数なども、半導体などの品不足や、素原材料や建材などの価格上昇、人手不足が重石となる。

ただし、いずれも「供給制約」が悪材料となるもので、需要自体はワクチン普及や経済制限の緩和などで改善傾向にある。その意味で今回の指標が伸び悩んでも、先行き「需要の後ズレ表出余地」が為替相場ではドル下落局面でのドル押し目買いを支援する可能性がある。