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【GBP】卸売物価指数の掲示板

「スコットランドの2度目の独立住民投票は、やるかやらないかではなく、いつやるかという問題だ」(スタージョン・スコットランド首相)

 ジョンソン英首相は、2019年、婚約者で「ファーストガールフレンド」と呼ばれているキャリー・シモンズさんの家でソファーに赤ワインをこぼして口論となり、「あんたは甘やかされて育ったからお金も何も大切にできないのよ。私の家から出て行って」と追い出されたことがある。ジョンソン英首相は、現在、ダウニング街10番地の首相官邸の上階に、婚約者のシモンズさんと生後11カ月の息子と居住しているが、官邸改修の費用を巡る疑惑を追及されている。
 ジョンソン英首相には、内憂としての婚約者シモンズさんの他に、外患としての3名の女性と対峙せざるを得ない状況に陥りつつある。
 フォンデアライエン欧州委員長(女性:1958年生まれ)が北アイルランドとスコットランドの欧州連合(EU)加盟を容認し、北アイルランドとスコットランドが英国の債務負担分を離別の慰謝料として放棄した時、ジョンソン英首相の苦難の旅路が始まる。
 ジョンソン英首相の高祖母は、ジョージ2世(1683年-1760年)の玄孫であるヴュルテンベルク王子パウルが女優である愛人との間にもうけた庶出の娘とのことで、呪われているのかもしれない。

1. メアリー・ルー・マクドナルド党首(女性:1969年5月1日生まれ52歳)
 2020年2月8日の北アイルランド議会選挙では、南北アイルランド統一の是非を問う投票(ボーダーポール)を2025年までに実施すると表明しているシン・フェイン党が第2党に躍進した。メアリー・ルー・マクドナルド党首は「ベルファスト合意でイギリスは譲歩した。ここでの存在感は、単に同意に基づいている。その同意は、アイルランド統一についての住民投票によってのみ判定し得る。そして私たちは統一についての住民投票を、整然と思慮深く民主的で、完全に平和的な方法で実施する。」とアイルランド統一に向けた意欲を示している。

2. スタージョン・スコットランド自治政府首相(女性:1970年7月19日生まれ51歳)
 2021年5月6日のスコットランド議会選挙(129議席)では、スコットランド独立を標榜するスコットランド民族党(SNP)(64議席:得票率47.7%)と緑の党(8議席:得票率1.3%)が過半数の72議席(得票率49.0%)を獲得し、スコットランド独立の是非を問う第2回住民投票の可能性を高めた。スコットランド民族党(SNP)の党首で雌ライオンの異名を取るスタージョン・スコットランド自治政府首相は、ジョンソン英首相と電話で会談し、スコットランド独立の是非を問う住民投票(indyref2=independence referendum 2)の実施は不可避だとの認識を示した。
「私たちは、73定員の小選挙区のうち62で議席を獲得しました。これは記録的な数字で、全体の85%という驚異的な数字です。木曜日に行われた投票で、スコットランドが何に投票したのかを明確にしましょう。スコットランドの人々は、独立派の政党がスコットランド議会で過半数を占めるように投票しました。民族党と緑の党は、次の議会の期間中に、独立の是非を問うという明確な公約を掲げました。そして、私たちは両党とも、住民投票のタイミングは、スコットランド議会の議員の単純過半数によって決定されるべきです。」

3. スレーター緑の党共同党首(女性:1975年生まれ46歳)
 スレーター緑の党共同党首は、「スコットランド緑の党が大変重要な役割を果たしたことで、有権者は、スコットランド議会に、独立支持派が多数を占めることをもたらしました。そして、ボリス・ジョンソンは、この民主的委任を認識する義務があります。ボリス・ジョンソンやその他の人物が、スコットランドの人々が自分たちの将来を選択する権利を妨げようとすることは、民主的には全く正当化されません。」と述べた。