投稿一覧に戻る 全値戻協会本部~南無全値戻心経~の掲示板 370 えどちゃんゆ? 2023年1月11日 23:23 始まる「金利高・株高」時代 日本株にデフレ脱却期待 編集委員 川崎健 突然の実質利上げに動いた「日銀ショック」から年末年始を挟んで3週間。当初はネガティブに反応した日本株の投資家の間に、その影響を冷静に考え直す動きが広がっている。金利上昇が日本経済の本格的なデフレ脱却を示すものであれば、株価にもプラスに働くはず。物色動向に目をこらすと、そんな「金利高・株高」の世界を先取りする動きも出始めている。 「これは直感には反する事実だ(カウンター・インテューイション)」 ここ数日、JPモルガン証券の西原里江チーフ株式ストラテジストは、日本の長期金利と株価収益率(PER)の関係を示す、ある表を海外投資家に示している。すると、大半の投資家からは、こんな驚きの言葉が返ってくるという。 2000年以降の日本の10年債利回りと東証株価指数(TOPIX)の12カ月先予想PERについて、金利水準ごとにPERの中央値を並べたこの表をみると、ある興味深い事実が浮かび上がる。 「長期金利が上がれば株価のPERは下がる」という金融の教科書が教える事実には反し、両者にはそんな逆相関の関係が全く働いてこなかったのだ。 より詳しく見ると、日本の金利とPERの関係には、3つのフェーズがあったことが分かる。 1つ目は、2016年や19年のように長期金利がマイナス圏に突入した局面だ。金融経済に与えるマイナス金利の悪影響を懸念し、株価のバリュエーションは切り下がり、PERは低下した。 2つ目は、現在のように、長期金利が0~1%だった局面だ。PERの中央値は13.6~14.2倍の狭い範囲に収まり、金利が上がってもPERはほとんど影響を受けなかった。 そして、長期金利が1%を超えた局面が3つ目だ。金利上昇を警戒してPERが切り下がると思いきや、逆にPERは跳ね上がっている。言い換えると、長期金利が1%を超えたところで株は大きく買われてきた。 返信する そう思う2 そう思わない1 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する ツイート 投稿一覧に戻る
えどちゃんゆ? 2023年1月11日 23:23
始まる「金利高・株高」時代 日本株にデフレ脱却期待
編集委員 川崎健
突然の実質利上げに動いた「日銀ショック」から年末年始を挟んで3週間。当初はネガティブに反応した日本株の投資家の間に、その影響を冷静に考え直す動きが広がっている。金利上昇が日本経済の本格的なデフレ脱却を示すものであれば、株価にもプラスに働くはず。物色動向に目をこらすと、そんな「金利高・株高」の世界を先取りする動きも出始めている。
「これは直感には反する事実だ(カウンター・インテューイション)」
ここ数日、JPモルガン証券の西原里江チーフ株式ストラテジストは、日本の長期金利と株価収益率(PER)の関係を示す、ある表を海外投資家に示している。すると、大半の投資家からは、こんな驚きの言葉が返ってくるという。
2000年以降の日本の10年債利回りと東証株価指数(TOPIX)の12カ月先予想PERについて、金利水準ごとにPERの中央値を並べたこの表をみると、ある興味深い事実が浮かび上がる。
「長期金利が上がれば株価のPERは下がる」という金融の教科書が教える事実には反し、両者にはそんな逆相関の関係が全く働いてこなかったのだ。
より詳しく見ると、日本の金利とPERの関係には、3つのフェーズがあったことが分かる。
1つ目は、2016年や19年のように長期金利がマイナス圏に突入した局面だ。金融経済に与えるマイナス金利の悪影響を懸念し、株価のバリュエーションは切り下がり、PERは低下した。
2つ目は、現在のように、長期金利が0~1%だった局面だ。PERの中央値は13.6~14.2倍の狭い範囲に収まり、金利が上がってもPERはほとんど影響を受けなかった。
そして、長期金利が1%を超えた局面が3つ目だ。金利上昇を警戒してPERが切り下がると思いきや、逆にPERは跳ね上がっている。言い換えると、長期金利が1%を超えたところで株は大きく買われてきた。