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株式投資サロン「株式投資で資産増加をめざしましょう。」part2の掲示板

為替相場が動いていますが、3月末決算企業の前期(=2023年度)のドル円期中平均レートは144.58円です。今期の為替レートがこれ以上下に行かなければ営業減益要因にはなりません。
たぶん今期の想定為替レートは、144円前後に置いてくる企業も多いと思いますので、営業損益段階では為替の影響はほぼ無視できるかと思われます。

一方、期末(=2024年3月末)レートは151.33円です。通常は想定レート=期末レートで業績予想を作りますので、144円と置けば今期は▼7円のドル安となり、前期の+18.5円比較では▼25円のドル安です。この差は営業外の為替損益の対前年比較に効いてきます。
例えば1円のドル高あたり+1億円の為替差益が生じる企業は、前期+18.5億円の為替差益が当期は▼7億円の為替差損になり、対前期では▼25.5億円の経常減益要因になります。
実際の為替レートが為替差損が生じる151.33円を下回ってくるかどうかに、注意が必要かと思われます。