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塩野義♡応援の為の資料部屋の掲示板

📌小林製薬、大変な事に発展しそう…



紅こうじ摂取、2人死亡 機能性食品、初の健康被害 国、全6千件を緊急点検 小林製薬サプリ、入院百人

2024/3/27 共同通信社

 小林製薬(大阪市)は26日、健康被害の恐れがある「紅こうじ」のサプリメントを約3年間継続して摂取したとみられる1人が腎疾患で2月に死亡していたと発表した。2021年4月~24年2月に同社製造のサプリ「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」計35袋を通信販売で定期的に購入していた。摂取と死亡との因果関係が疑われるとして調べる。厚生労働省は同社へのヒアリングの結果、サプリ摂取で2人目の死亡事例が報告されたとして、大阪市に対し、食品衛生法に基づく製品の廃棄命令などの措置を取るよう通知を出した。

 一連の問題で、死亡につながった可能性がある事例の判明は初めて。最初の被害把握から使用停止の呼びかけまで2カ月超を要した。消費者庁によると、15年の機能性表示食品の制度開始後、メーカーが健康被害を公表して自主回収する最初のケース。国は届け出がある全ての機能性食品6千件超を緊急点検する。

 厚労省は、ヒアリングでサプリ摂取後に入院したのは106人、同社窓口に寄せられた相談件数は約3千件と報告を受けたと明らかにした。

 林芳正官房長官は厚労、農林水産両省や消費者庁などによる連絡会議の開催を検討すると説明した。

 小林製薬は紅こうじの成分を含むサプリ8件に関し、機能性表示食品の届け出を撤回すると国に報告した。想定と異なるカビ由来の成分が原因となった可能性があるが、特定できていない。

 小林製薬によると、23日に遺族から死亡に関する情報がメールで寄せられた。膨大な問い合わせに対応が追いつかず、25日になって死亡を把握したという。問題の紅こうじは小林製薬の大阪工場(大阪市)で製造された。同社は26日遺族に面会。サプリの摂取状況や詳細な症状の把握を急ぐ。

 24日時点の入院者数は26人で、いずれも腎疾患だった。通院者数を含む最新の被害件数は集計中としているが、さらなる被害規模の拡大は避けられない。

 紅こうじを原料に使った食品や調味料の自主回収は全国に拡大している。小林製薬は食品メーカーなど52社に原料を供給していたが、一部に卸売業者も含まれるため、実際に使っていた企業数はさらに多い可能性がある。着色や風味付けなど紅こうじの用途は多様で、幅広い製品に影響が広がる。中国や台湾でも流通停止の動きが広がった。