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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2023/06/23〜2023/06/24

4か月前のARMのCEOインタビューでは、この四半期にARM設計のチップが80億売れて売り上げは前年比28%増。これは得意のスマホ以外の分野での数年前から行ってきたサーバーや自動車やIOT分野へと多様化したお陰だそうです。そして限られた電力の中でサーバーや自動車を動かすうえで最も大事なものの一つが省エネに優れた演算能力でありARMのスマホ用半導体設計で培われた実力が急成長中の分野で花開きつつあると語っていました。事実、数年前はデータセンターサーバーの設計においてARMのシェアは1~2%だったものが今では5%程度にまで急激に伸びてきており、市場とそのシェア拡大は続くと考えられています。
 ARMの決算推移を見ると2016年に孫さんに買われてから赤字の時期が多くなりましたが、CEOによると上場廃止前の株主の近視眼的な配当や黒字増額要求に困っていたが、3兆の買収で落ち着いて投資ができたとのこと。今やLLMなどの分野においてサーバーでの演算能力の拡充と省エネは企業の死活問題となり需要が急増するステージに入っており、供給側は収穫の時期を迎えつつあります。(テレ東ビズでもNVIDIAのGPUの入手は半年待ちで、値段はこれから2~3割は上昇する見込みだと卸売業者が買い手に語っていました。)
 
COMPUTEX 2023において、とある販売員に聞き込みをした動画によると、NVIDIAで今一番売れているのはMGX GRACE HOPPER GPU サーバーだそうですが、ARM設計CPUが使用。
 様々な報道によるとARMのIPOに際してINTELやTSMCがアンカー投資家になりたがっているとのことですが、その将来性を知っているからなのでしょうね。

 
IT大手Cadenceの元CEOによると、90%のデータは直近の過去2年間のもので、2%のデータしか分析されず、80%以上のデータは構造化されていないそうです。例えば化学や製薬の分野でも大規模データの分析でシミュレーションすると新物質の発見や創薬などのスピードが大幅に短縮されるという現実があります。企業は生き残りのためこれからそういったDX分野に大幅に投資をする流れは加速しています。
今の環境でその伸びしろを考えると、まさにNVIDIAとARMは半導体業界の双璧ではないでしょうか。