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川崎汽船(株)【9107】の掲示板 2023/05/02〜2023/05/08

現在の海運株に焦点当てた、株式相場(日本)の立ち位置のおさらいね。

<2020年>
COVID19パンデミックにより、経済システムの崩壊・急激な
信用収縮を回避する為、各国は異次元レベルの金融緩和と財政出動を実施。
貯蓄より消費(投資)という行動をとる米国民は、手元流動性の多くを
「旺盛な巣ごもり消費」に振り向け、船関連では、
世界のコンテナ物流キャパを超える需要を創出。
このためコンテナ運賃は暴騰。

<2021年>
未曽有の金融緩和の結果、米国~欧州においてインフレが発生。
だが、各国中央銀行はコロナ禍による景気減速を懸念し、
早期のインフレ退治(金融引き締め)への出動は見送る。

<2022年>
ロシアのウクライナ侵攻により、インフレは更に進行。
ここにきてインフレ・ファイターである中央銀行(FRB、ECB)は
自らの役割をようやく認識し、利上げを開始。
わずか1年で米国政策金利であるFFレートを、ほぼゼロの水準から
5%まで上昇させた。
米国・欧州と異なり、阿保のように緩和を継続する円は
一時的に150円超える円安水準へ。
米国・欧州の金融引き締めにより、当然ながら経済は
スローダウン(破滅的なスローダウンではないですよ)
コンテナ運賃バブルは弾け、コロナ禍前の水準に逆戻り(当然です)

<2023年>
金融引き締めによる長期金利の上昇に伴い、米国債価格が低下。
国債組み入れ比率の高い(と見做された)基盤が脆弱そうな
銀行からの預金が流出し、数行の米銀が破綻。
(CSの破綻は別の理由)
根源的な信用収縮の連鎖にならないよう、(引き締めしながら
QEもおこなうという矛盾した対処療法で)FRBは手を打っているが、
先行きは不透明⇒今ここ


コンテナ運賃が早期に回復する目は無いとおもっています。
真っ当な経営陣なら、株主還元に大盤振る舞いするのではなく、
今後来る可能性があるクラッシュに備えるのでは?
(そもそも川崎汽船は、2020年まで単体利益剰余金結構な
 マイナスで、配当できないという体たらくでしたし、、、)