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丸紅(株)【8002】の掲示板 〜2015/04/28

22日の東京株式市場は、キプロス問題など気掛かり要因が円買い・ドル売りにつながったため、日経平均は反落。しかし、押し目買い意欲は強く、マーケットでは「想定内の微調整」といった受け止め方が大勢だ。

 基調の強さは昨年11月中旬以降、日経平均が1度も25日移動平均線を割り込むことなく推移している稀有(けう)な事実にも端的に表れている。

 こうした状況下、月足でとらえた日経平均の動きに注目度が高まりつつある。バブル崩壊後、3度目の「大関門」突破まで、あとひと息の水準にあるからだ。

 この大関門は、一目均衡表の先行スパン上限、いわゆる「雲」の上限で、現在は1万2658円。3月21日、日経平均は1万2635円で引け、大関門に肉薄した。08年9月のリーマン・ショック時に「雲」の下限を割り込んで以来、初めて月足・均衡表の抵抗帯を上抜けようとしている。

 バブル相場が崩壊した90年以降、日経平均の月足が「雲」の上限を突破したのは99年12月と、05年11月の2回のみ。前者の99年末は“IT(情報技術)バブル”相場が本格化する局面で、翌00年4月の2万833円高値で天井を打つまで走り続けた。後者の05年11月は、同年8月8日からスタートした小泉・郵政改革相場が熱を帯び始めた段階。

 いずれも、「雲」の上限突破をきっかけに、上げ相場がスケールアップしたほか、外国人投資家が相場のリード役になった点も共通している。

 06年4月の1万7563円でピークアウトする小泉・郵政改革相場での外国人の累計買い越し額は7兆1971億円。一方、昨年11月15日からスタートした今回のアベノミクス相場は3月第1週までの累計買い越し額が5兆1468億円。今回、外国人の「買い余力は大きい」との声も流れている。