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任天堂(株)【7974】の掲示板 2023/08/04

機能が高速化しただけの新型スイッチを売り出しても、同じようなものなら売れないから、業績が低下するというのが、どうも情弱のライターの言いたいことらしいです。なんとも愚かな指摘です。

任天堂の利益の大黒柱は、自社ソフトの売り上げであり、それはスイッチという動作プラットホームの普及台数に比例して伸びます。そのため、ハードの売り上げはそんなに伸びなくても、スイッチのアクティブユーザ数が多ければ、ハードでの利益の少なさをソフトの利益の増大で埋め焦ることができ、さらにその先になると利益は増加に転じます。

スイッチの年間販売数が2000万台で売価が30000円で、原価が20000円で、スイッチの普及台数が1億台で、ソフトの販売本数が1億本で、ソフト代金が5000円で製作費が1000億円だとすると、ハードの利益は2000億円であり、ソフトの利益は4000億円となり、合計で利益は6000億円ということです。

これに対して彼らのいう失敗とは、新型スイッチの年間販売数が3000万台で売価が30000円で、原価が20000円で、スイッチの普及台数が3000万台で、ソフトの販売本数が3000万本で、ソフト代金が5000円で製作費が1000億円だとすると、ハードの利益は3000億円であり、ソフトの利益は500億円となり、合計で利益は3500億円ということです。

6000億円の利益が3500億円に急落するというモデルです。しかしこれはソフトの互換性が弱い、仕様的なゼロリセットモデルです。

これに対して、パソコンやスマホ型の完全互換の性能だけ向上モデルでは、次のようになります。

新型スイッチの年間販売数が3000万台で売価が30000円で、原価が20000円で、スイッチの普及台数が旧型が1億5000万台と新型が3000万台で合計が1億8000万台となり、ソフトの販売本数が1億8000本で、ソフト代金が5000円で製作費が1000億円だとすると、ハードの利益は3000億円であり、ソフトの利益は8000億円となり、合計で利益は1兆1000億円ということです。

このように、新旧のスイッチが共通のソフトプラットホームになるモデルとならないモデルを検討すると、前者の利益は3500億円にしかならないのに対して、後者の利益は1兆1000億円にもなります。