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(株)ワークマン【7564】の掲示板 2023/10/23〜2023/12/01

FC加盟店に在庫を送り込むだけで売上高として計上出来るというワークマンの収益認識は、税法上では問題とされていない。

しかし、CVSなどの多くの小売業FCでは、これをやらないことが多い。そのビジネスが正しいプロセスに基づいて産み出す付加価値の大きさをみて、事業の成否が誰の目にも明らかになるようにしているからだ。

ワークマンは、どんなに売れないものでも、どんなに加盟店を在庫まみれにしても、自社所有在庫を簿価で棚卸し、評価する。店に送れば、その時点で市場価値が限りなくゼロ評価のものでも棚卸し評価損を計上していない。

これは、企業会計基準に基づいて法人税を納めたとしても、大きな問題であり、過剰な棚卸し評価は、利益操作にも繋がる恐れがある。有価証券報告書の虚偽記載となると金融商品取引法に違反する可能性も高まる。

workman女子が、今後も持続的で、且つ、将来的に有効な業態なのか?の答えは、同社の四半期決算11月6日の四半期決算FACT BOOKで明らかである。

workman女子の既存店売上高は88.6%とある。2年目にして既存のワークマン店を大きく下回り、明らかに足を引っ張っているわけだ。

このworkman女子の更なる悲劇は、各店ごとの保有在庫である。通常のワークマンが記録的な過剰在庫(およそ5,000万円)であるというのに、何と8,000万円をも超えるというのだ。在庫回転率はどうなるかは、この11月10日に述べてある。小売業を知り、算数さえ分かれば、この数字が尋常ではないと直ぐに分かるはずだ。

経営の方向が、失敗を認めず出店を続けることで、正常な株式市場の評価を見誤らさせているとすればこれは放置されるべきではない。

この投稿は、株価を下げるためではない。この経営のアドミニストレーションに折角の決算が何らの役にも立っていない。そんな組織のガバナンスが機能していないことを言っている。

加盟店をボロ雑巾のようにしても数字をつくりたいのか。口がとにかく先に立つ、稀代の目立ちがり屋の権力者が、組織を蝕み、問題をいっそう深刻にしている。