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(株)アトム【7412】の掲示板 2020/05/21〜2020/10/15

>>976

> 株主名簿には、信託口など機関投資家の名前もあるので、彼らが決算後、売り出す可能性もある。

 信託口は、GPIF(年金機構)など長期パッシブ運用の機関投資家が中心です。
 アトムは2部ですから、機関が保有する割合はそう多くないはずで(あたしが今買っている6125岡本工作機械なども同じ)、その点からもあまり売りに出ないと考えます。

 これがアクティブファンドであれば、値上がり幅(絶対額)や上昇率が大きいと、ポートフォリオのリバランスのため等の理由で、たとえ好決算でも売ってくることがあります。最近だと、3038神戸物産がそうで、9月には7千円超えから5千円まで下げました。
 こういう「好材料出尽くし」パターンは、事前の増収増益の期待値が高かったこと(いわゆるハイフライヤー銘柄。他にはワークマン、レーザーテック、エムスリー等。伸び率が鈍化するだけでも「出尽くし」となる)、好決算で買いが膨らむときに売りをぶつけやすいこと(大口機関が売る場合はまとまった量になるため、値崩れを防ぐ必要がある)、といった条件があります。
 アトムに限らず今年の飲食業は、今までコロナで需要が回復していないことに対して(月次データ参照)、「Go To Eat」等による今後への期待感がどれだけ強いのか、という心理的な綱引き状態にあります。したがって、そもそも好決算は期待できませんが、逆に何らかのIRを伴うなどすれば「悪材料出尽くし」で買われる可能性もあるかもしれません。

> コロワイドより、時価総額(企業価値)が高く、株価形成されているのは、明らかに高評価され過ぎ。
 もちろん、ここの個人株主は優待目的の方が多いので(私もその1人)、会社の実力以上に株価が高いのは私も認めます(コロワイドとの比較は、長くなりそうなので今は取り上げるのをやめておきますが)。が、何年もの間それも含めて織り込み済みの株価だとも言えます。
 逆に考えると、機関が売るなら、優待目的で入りやすく値が高かった9月に、個人の現物買いにぶつけるという方法もあったはずです。

 このように考えると、想定外の悪材料でも出ない限り、決算後に大口の売りが出る事態は、あまり心配しなくても良いのではないか、と考察しております。