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カルソニックカンセイ(株)【7248】の掲示板 2017/01/06〜

資本剰余金 を原資とする配当について、色々と議論されているが、結論から言うと、影響は無いように思う。

純資産減少が簿価に反映される場合は、判り易い様に1800円を元々の購入価格とすると

みなし譲渡で、371円ー1800円×0.632=766.6円の税務上の損失
TOBへの応募で、1290円-1800円×(1-0.632)=627.6円の税務上の利益

が発生し、トータルで139円の税務上の損失が発生する事になる。

純資産減少が簿価に反映されない場合は、同じく1800円を元々の購入価格とすると

みなし譲渡で、371円の税務上の利益(純資産減少が無いので、みなし譲渡価格=売却益)
TOBへの応募で、1290円-1800円=510円の税務上の損失

が発生し、トータルで139円の税務上の損失が発生する事になる。

つまり、純資産減少が反映されてもされなくても、1800円で購入した場合には、売買益の部分で139円の損失が発生する事は不変である。

これと、199円の利益剰余金からの配当を相殺することになる。

199円には、20.315%の源泉税がかかるので、40.42685円が源泉されるが、年末には、売却損の139円と損益通算されるので、139円×20.315%=28.23785円が返ってくるので、実質的な税負担は40.42685円-28.23785円=12.189円となる。

1800円で購入した株を1860円のTOBに応じれば、60円の利益であり、20.315%の税金は12.189円だから、結局は、売却益に税金がかかるだけの事だと思う。