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明星電気(株)【6709】の掲示板 〜2015/04/27

>>22496

  今年の6月まで取締役を派遣して内部情報を吸い上げていた、旧大株主の大和PIや(それと共同
して議決権行使や持分売却を確約している)DMSラムダが、自由に株式を処分していたのは未だに
理解に苦しむ。過去2回と同じ形式で、インサイダー取引の疑いをかけられないように信託銀行に
預けて、毎日チビチビ処分されるのなら分かるが、自己発注(?)で、市場の出来高の50%を超える
ような数量(ピーク時85%)で連日叩き売らせていては、一般投資家の信認を失う。

  旧大株主の行動をグリップできないのなら、(一般株主は知らず)大和PIだけが知っている情報を
陳腐化することも検討していただきたい。一般投資家とファンドには、現在でも極端な情報のギャップ
がある。投資判断に重要な影響を与える情報に「東証1部指定」がある。決算短信(↓:5ページ)で
開示されている「(2)目標とする経営指標?2012年度以降の早い時期に東証一部上場を目指す」
以上のことは一般投資家は知りようもないが、ファンドはEXIT(持分放出)戦略の一環として指定
替えのタイミングや可能性を詳細に研究していたと思う。
http://www.meisei.co.jp/ir/press/ki1364sio987a.pdf

  楽天が31%保有するテクマトリックス(東証2部:3762)という会社がある。同社は先週「東証1部
銘柄への指定申請の予定に関するお知らせ」を適時開示された。たまにしか見ないお知らせだが、
「申請から決定までの間に、情報が漏洩するのを防ぐ」、「大株主などと少数株主との情報格差を無くす」
などの目的があるのだろう。明星の場合は、現大株主 IHI は関係ないが、持分処理に動いている旧
大株主ファンドと、一般株主の情報格差を無くすことは信認維持のための喫緊の課題であるので、同様の
発表を検討されたらどうか。
http://www.techmatrix.co.jp/ir/pdf/ir20121128.pdf

  同社が同時発表した「自己株式取得」も参考になる。仮に一部指定替えになって、総株数の4%
ともいわれるTOPIX組入れ買いがくるような時に、ファンドの処分売りをブツけられるのは興醒めだ。
ファンドはこんな安値でも売りたいのだから、会社が(実質的に)買い向かってやればいい。そうすれば
一部指定が実現した時には、売り物薄の中で「お祭り」が始まるかも。その後、会社が保有する株式を
従業員に無償で配ってやればいい。東証の審査官はサラリーマンなので、2ケタ株価の指定替えには
躊躇するだろうから、「申請予定開示」 → 「株高」 → 「申請承認」 との手順は必須だと思う。