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オルガノ(株)【6368】の掲示板 2023/08/09〜2024/02/02

オルガノさんの事業が今期好調に推移してきたのは、とにかく中国での半導体ブームが大きい。
米国による規制強化を嫌って駆け込み需要も大きかった。

半導体業界は昨年は中国(パワ半を含む)とAI関連以外は閑古鳥が鳴いていたとされる。
日本の半導体関連企業は、シリコンサイクルの底で苦しみながらも、中国ビジネスの割合が大きいところは、オルガノさんや野村マイクロさんのような超純水装置だけでなく、ディスコさんとか他にも業績の堅調なところが目立った。

NVIDIAやASMLでさえ、中国での売上増大が業績を下支えした。
ASMLはEUV露光装置こそ中国には売れないが、規制外だったArF液浸露光装置を中国に売りまくった。
NVIDIAは生成AI向けとして受注が爆増しているH100や新製品のH200等の先端品は中国には売れないが、規制外だったA800とか売りまくっていた。
それらも11月から新たに規制リストに加えられたので、今では中国専用のA20なるものを開発し売り出している。NVIDIAにとっても中国は売上の3割を占める重要ビジネスなのだ。

ただ、受注に関しては中国は注意してみる必要がある。
オルガノさんの2Qでの決算説明によると、「中国では客先都合の工程遅延で工期が集中、足元では受注を手控えざるを得ず受注・売上とも減少」とある。
つまり単純に受注の増減だけで業績を判断できない。
今後は中国以外での受注がどれだけ回復していくのか、そちらに注意する必要もあるだろう。