ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

平田機工(株)【6258】の掲示板 2017/02/01〜2017/03/06

 日経ビジネス2017年3月6日号「企業研究」58~62ページをご覧になられましたか?
まだ、ご覧になられてない方に(途中省略)をしながらその概略要点を何回かに分けてご紹介しましょう。長文ですので。

(その1)
平田機工:生産設備メーカー

(1)目次:
 世界の製造トップメーカーから生産ラインを丸ごと受注する「知られざる実力企業の強さの秘密」を解明すると目次で紹介している。

(2)世界の製造トップメーカーとは?
一般的にはほとんど知られていないが、国内はトヨタ自動車や日立製作所、クボタ、キヤノンなど、海外では米ゼネラル・モーターズ(GM)や英ダイソン、独コンチネンタル、韓国サムスン電子など世界製造業のトップメーカーが顧客の顔として並べている企業であると紹介されている。

(3)会社事業の発展推移:
1951年会社設立当初から現在の事業、「自動車」「半導体・パネル」「家電」に至る事業発展のプロセスが紹介されている。更に、昨年からの株価推移も紹介されているが、これらは皆さんご存知なので省略した。

(4)平田機工の生産システムの強さの一端を紹介:
次に、平田機工の強みの秘密となっている同じワークステーションごとに同じ装置で工程ごとに異なる必要作業を実施できる「アセンブリー・セル・システム(ACS)」の概要(部材のほとんどを汎用品にして、量産効果を生み出し、顧客への安価な販売価格提案が可能、また、生産設備を納入後も全く別の生産ラインに転用でき、投資対効果が高いことが特徴)が紹介されて、2月初旬の米国大手自動車メーカーから受注した次期車向け最新型エンジンの組み立てラインの熊本工場内部の写真も添付されている。(恐らく、GEからの受注EV用エンジン組み立てラインと思われる)

(5)現状の事業部門紹介:
次に、2017年3期3Qの事業部門別売上高構成の紹介があるが省略する。
その中に、「有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの蒸着装置に、大手EV(電気自動車)メーカー向け製造ライン…。いずれも誰もが知る超有力メーカーからの受注」とあるが、蒸着装置は顧客リストにも掲載されている世界一のシェアを誇るキャノントッキからの受託生産に間違いないと思われる。

>> 日経ビジネス2017年3月6日号
58~62ページ

[企業研究]
生産ライン丸ごと受注:平田機工|生産設備メーカー

 日経ビジネス2017年3月6日号目次

 生産設備を単体で製造・販売するのではなく、生産ラインを丸ごと請け負う。顧客はトヨタ自動車から韓国サムスン電子まで、世界の製造業のトップ企業ばかり。業績も株価も急上昇中。知られざる実力企業の強さの秘密に迫る。


 熊本市の北部に、世界の名だたるメーカーが頼る“駆け込み寺”がある。1951年に設立され、2006年に東証ジャスダック証券取引所に上場した生産設備メーカー、平田機工。
自動車から家電、半導体まで生産ラインを丸ごと作る

●平田機工のビジネスモデル

 同社の名前は一般にはほとんど知られていないが、大手メーカーの生産部門の間では有名だ。取引先リストには、国内はトヨタ自動車や日立製作所、クボタ、キヤノンなど、海外では米ゼネラル・モーターズ(GM)や英ダイソン、独コンチネンタル、韓国サムスン電子などそうそうたる顔ぶれが並ぶ。
(途中省略)
 今では売上高の約3分の1ずつを「自動車」、「半導体・パネル」、「家電」が占める。
世界中のメーカーから頼られる平田機工の強さとは何か。その答えの一端は、本社周辺に点在する巨大工場群の中で見ることができる。
 2月初旬、そのうちの一つの工場に、自動車エンジンの生産ラインが丸ごと組み上げられていた。米大手自動車メーカーから受注した、次期車向け最新型エンジンの組み立てラインだ。
(途中省略)
  部品の取り付けからネジ締め、圧着まで、通常なら工程ごとにそれぞれ違う装置を必要とする作業を、同じ装置で実施できる。「アセンブリー・セル・システム(ACS)」と呼ぶこの装置こそ、平田機工の強さの秘密だ。
 ACSのメリットは単純明快。ACSを構成する部材のほとんどが汎用品であるため、量産効果によって安く製造でき、顧客への販売価格を下げられる。
 顧客の工場に納品した後にも威力を発揮する。例えばエンジンの生産を終えた後は全く別のラインに転用するといった柔軟な使い方が可能だ。顧客にとって高い投資対効果を望めるシステムなのだ。
(途中種略)
 2016年から今年にかけて、平田機工は世界中の大手メーカーからの受注を次々に勝ち取っている。
 それは業績にもはっきりと表れている。2017年3月期の売上高は、前期比ほぼ1.5倍の780億円、経常利益は同2倍以上の65億円を見込む。
 次期「iPhone」に搭載されると噂のある有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルの蒸着装置に、大手EV(電気自動車)メーカー向け製造ライン…。いずれも誰もが知る超有力メーカーからの受注だ。
(途中省略)