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リョービ(株)【5851】の掲示板 2023/09/09〜2023/11/05

ギガキャストが自動車部品に採用されない理由
※儲かるのは製造装置メーカー(UBEなど)のみ

【強度が必要な製品には向かない】
溶けた金属を金型に流し込む場合には、周囲の空気や蒸発した離型剤が製品に取り込まれてしまう傾向があるため、どうしても鋳巣と呼ばれる“鬆(す)”が生じる。
しかも、ガスは重量比で数%におよび、製品の強度に大きく影響してしまうこともあります。ダイキャストは強度を必要とする製品、精密で耐久性の必要な部品づくりには向かない傾向がある。

【金型が高価で採算が合わない】
ダイキャストに不可欠な金型は非常に高価。金型が寿命を迎えた場合は同じものを同じコストをかけて再び製作する必要がある。
製造するものにもよるが、一般に金型の寿命は数万ショット~20万ショット程度。一方、流し込む素材が合金でなく純アルミの場合は溶湯温度が高くなるため3万ショット程度となり、コストがかさむ傾向にある。大型化が進めば、さらに寿命が縮むであろう。