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(株)フコク【5185】の掲示板 2021/09/17〜

おける報告
ライフサイエンス分野への注力
SphereRing®の有用性

当社のバイオ製品「SphereRing®(スフェアリング)」 により培養された細胞の臨床に向けた研究成果が、 2022年7月14日に第28回日本遺伝子細胞治療学会学術 集会にて発表されましたのでお知らせいたします。
同学会での当社主催セミナーにおいて、当社の共同研究機関 である金沢医科大学病院再生医療センターの石垣靖人教授より 「SphereRing®を用いて作製された臨床向け脂肪由来幹細胞スフェロイド( 1 ) の遺伝子解析」と題した発表が行われました。
石垣教授は変形性膝関節症の治療法として、間葉系幹細胞のスフェロイド (以下、凝集塊)を患部へ注入する治療を研究されており、SphereRing®に よる細胞凝集塊の形成は大きさが均一で再現性が良く、細胞凝集塊の細胞 は、従来の培養法と比較して、組織形成や修復、血管再生の遺伝子発現が 優れており、抗炎症作用等多数のサイトカイン(2)産生能が向上したことが 報告されました。
製品情報詳細 https://www.fukoku-rubber.co.jp/product/bioindustry.html
SphereRing®は、iPS細胞の閉鎖型大量培養を目的に開発したリング状のス フェロイド形成容器です。インキュベータ内に備えたシェーカーで旋回培養 すると大きさが均一の細胞凝集塊を大量に得られ、SphereRing®のチューブ と他容器を連結する事で、無菌にて次工程への移送が可能となります。
シャーレ等を用いた従来培養法が持つ、容器底面の中心部に細胞が集まるこ とで巨大凝集塊を形成し、凝集塊内部の細胞の壊死や増殖率が低下する問題、 また次工程移送時の汚染リスクを、 SphereRing®は大きく改善しております。 均一な大きさの細胞凝集塊は、組織修復や組織形成に求められており、傷つ いた臓器の修復や低下した身体機能の回復を目的とする細胞治療の分野にお いて、採用が大いに期待されている製品です。