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(株)市進ホールディングス【4645】の掲示板 〜2015/04/08

>>1134

 市進の海外事業は香港に次いで2カ所目。昨年9月から同大学でネット配信を試験的に始めたところ受講生が60人程度に増えたため、7月から日本語の授業を単位に認定。市進は大学から一定のサービス利用料を受ける。日本企業への就職を目指す学生に的を絞り、同国内の他の大学にもサービスの導入を働き掛ける。

 ヒューマンHDは昨秋、タイのIT(情報技術)大手のデジクラフトとアニメ制作技術を教える合弁会社をバンコクに設立。4月から制作技術とともに日本語の教育も始める。授業料は年60万円するが、「日本のアニメ制作会社に就職したい若者が多い」ことから、初年度に100人の生徒獲得を見込む。

 ヒューマンは1997年に中国で日本語学校の運営を始めたが、尖閣諸島問題などから昨春に撤退した。バンコクのほかインドネシアのジャカルタやベトナムのホーチミン、フィリピンのマニラに日本語学校を順次開く。

 進学塾大手の京進は昨年からホーチミンの大学の日本語授業に講師を派遣しており、約40人の学生が受講している。京進は日本への留学の相談にも応じている。

 アジア各国の日本語教育事業は現地の教育会社が手掛ける例が多く、これまで日本の独立行政法人の国際協力機構(JICA)が融資するなどして支援してきた。

 ここにきて各地に進出した日本の製造業や流通業が経営幹部候補として現地の人材の採用を増やしているほか、日本のアニメやマンガなどの人気を追い風に日本語を学ぼうとする若者が増えている。

 日本政府が昨年末、日本への留学の手ほどきをするコーディネーターを派遣するなど、アジアからの留学生を増やす具体策を打ち出した。このため留学に備えて日本語を身に付ける需要が高まる可能性がある。