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エーザイ(株)【4523】の掲示板 2023/09/27〜2023/10/10

ドナネマブ、投与1年で半数が治療終了  米リリー・スコブロンスキー氏、副作用リスク低減に寄与

引用: 日刊薬業
URL

https://nk.jiho.jp/article/184531

2023/10/10 21:41



 米イーライリリーのダニエル・スコブロンスキー最高科学・医学責任者は10日、日本イーライリリー主催のセミナーで講演し、開発中のアルツハイマー病(AD)治療薬ドナネマブについて

「投与開始1年の時点で約半数の患者がアミロイドプラークを除去でき、治療を止めることができる」と述べ、

治療を短期間で終わらせることによって、薬を服用し続けることで一定程度発生する副作用のリスクを低減できると説明した。


 ドナネマブは国内の承認申請を完了しており(申請時期非公表)、同社は2024年中の承認取得を計画している。

 スコブロンスキー氏によると、臨床第3相試験ではドナネマブ投与群でプラセボ群と比べ日常生活機能の低下を40%抑制し、投与開始後1年の時点でドナネマブ投与群の47%で症状の進行を認めなかった。


 さらに臨床試験に参加した全ての早期AD患者のうち半数以上の患者で、アミロイドプラークの除去を12カ月以内で達成したという。

 迅速にプラークを除去できることの利点について、スコブロンスキー氏は「全ての薬には安全性の影響があり、治療を止めればその懸念もなくなる」と述べ、副作用管理の観点からも意義があるとした。


 同社は投与18カ月でほとんどの患者でプラークの除去ができることも確認している。

 スコブロンスキー氏はドナネマブでプラークを除去した後に再びプラークはゆっくりと沈着を始めると予測しており、再沈着が起きた場合に再び同剤を投与することについて今後検証を行う方針も明らかにした。