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(株)三越伊勢丹ホールディングス【3099】の掲示板 2019/11/13〜2020/03/06

株価の下落に歯止めが掛からなくなってきた。
NYダウも大幅下げている。
そもそも消費増税による個人消費の低迷がある。
日本政府が中国・韓国からの入国制限を強化したことで、訪日客を対象にしたインバウンドがさらに厳しくなることが想定される。
百貨店には逆風どころか、台風クラスの暴風雨だ。
こんな時でもご来店頂いたり、電話での注文をしていただけるお客様はいらっしゃる。こういったお客様を大切にしなければいけない。
これまでの伊勢丹のリニューアルでは「既存顧客を3割切って、新規の顧客を4割獲得すれば良い」ということが叫ばれてきた。「毎日があたらしいファッションの伊勢丹」を方々する中で、新宿本店については成功を重ねて来たことは事実だ。これが伊勢丹の強烈な成功体験として今の経営陣にある。しかし、グループとしては既に強みであるマーチャンダイジングも自主編集売場を縮小・廃止し、バイヤー制度を実質的に止め、取引先への委託、テナントの活用などにシフトする中で、「既存顧客を切っても…」という発想は通用しなくなっている。と言うか、差別化できる要素がなくなった伊勢丹にとって新規顧客獲得は容易ではなく、既存顧客を切ることは自殺行為に等しい。しかし、今の経営陣は成功体験から脱することが出来ない。さらに言えば、今の経営陣には店頭でたたき上げてきた人材はいなくなってしまった。お客様に頭を下げられる人はいなくなってしまった。百貨店経営が分からない経営が、百貨店経営を知らない外部コンサルを使えば、結論は分かりきっている。効率を優先し、ファッションビル化を推進する。人件費は削減する。それでも立ちゆかない店舗は閉鎖する。今流行のECを強化しようとする…。百貨店の業態特性は対面販売、フルサービス、正価販売だ。こうした特性を損なって、すでに競合ひしめく市場に出て行こうといする…コンサルティングファーム、ITシステム会社が儲かるからだ。もしくは、百貨店業界を知らないからそうせざるを得ないだけだ。そんなことも分からない経営陣では、コロナ災禍が過ぎ去った後も企業価値を高めていくことは無理だ。
今こそ、既存のお客様を大切にする行動を企業トップ自らが率先垂範すべきだ。杉江さん、お客様から逃げ回っていないで店頭に立ちなさい! お客様や従業員の声を聴きなさい。パソコンの中にはお客様はいないのです。