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(株)北の達人コーポレーション【2930】の掲示板 2024/03/15〜2024/04/13

私は、北の達人の社長の言説に、中身がないと書いた。
直感的にそう感じたからだ。
それがなぜか、うまく説明できなかったが、幻冬舎の社長、見城徹氏の以下の言葉で、うまく表現されている。

『特に経営者はそうだ。左翼的な理想主義とはつまり、世の中の矛盾や差別に対してアクションを起こそうとする姿勢だ。

「この間違った世界を変えなくては生きていかれない」というピュアな感情は、それが実業の世界に入ったときに、イノベーションを起こす源泉になる。

 左翼でなくてもいい。そうした思索を経ずに、金銭的に成功した経営者は、言葉に重みがない。だから、その企業が掲げている「ビジョン」にも深みがない。

一時のブームに乗って成功しても、環境が変化した瞬間に衰えていく。

 先日会食した某企業の社長も、会話の内容からまったく本を読んできていないことがわかった。彼は一時期、独創的な広告戦略で自社の商品のブームを起こした。 
 しかし、読書によって鍛えられた正確な言葉で考え抜かれていない広告戦略を旧態依然と繰り返した結果、いまや苦境に喘いでいる。当たったのはたまたまだったのだ』

見城徹. 読書という荒野 (Japanese Edition) (p.9). Kindle 版.