ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

ヨコレイ【2874】の掲示板 2015/04/29〜2019/12/27


漁業情報サービスセンター(東京・中央)によると、12月1~19日の全国主要港のブリ水揚げ量は4335トンと、すでに昨年12月の1カ月分の実績を3割上回った。「12月前半はあまりとれなかったが、中盤から日本海や三陸沖で大きな魚がとれ始めた」(同センター)。
ブリは暖流を好む魚だ。富山県の「氷見の寒ブリ」も、暖流の対馬海流に乗って北上してくる。近年の水温上昇でこれまでは漁獲が少なかった北海道や東北でもとれるようになってきた。ブリの本場・北陸の卸大手、石川中央魚市(金沢市)も「年末に向け、需要が強まる」(競り人)。来週にかけて、市場はさらなる活気が予想される。
正月に食べる「年取り魚」として、西日本ではブリ、東日本ではサケが親しまれている。ブリは九州や四国を中心に養殖も盛んで、各地の養殖場で出荷の最盛期を迎えている。
養殖ブリも今年は安めだ。天然の稚魚が多くとれて全国的に養殖匹数が多いことに加え、「(魚が大量死する)へい死が少なく、魚が順調に育った」(愛媛県の養殖業者)。天然ブリの漁獲が好調なことも重なり、産地からの出荷額は前年同期比1割安で、1キロあたり900円を下回る場合も出てきた。養殖業者は2~3年餌を与えて育てており、「採算が合わない」との声もある。
商売「大繁盛「